どうも!なおです。
最近、書評や本の要約のブログやYouTubeチャンネルが多くなってきました。そして、私もこのブログで本の書評の記事を書くことが多くなりました。
まあ、本のアウトプットをする場にすることがもともとの私がブログを運営する理由の1つになっているんですけどね。
そこで、書評や要約は書く側にはメリットがたくさんありますが、読者側にとってのメリットや利用する意味はあるのでしょうか。
今回はそのことについて、私なりの考えを書いていこうと思います。
結論を先に申しますと、書評や要約で終わらせずに本を選ぶために活用するのが個人的にはおすすめの使い方です。
それではまずは、書評や要約を読むことのメリットを紹介します。
この記事はこんな人におすすめです
- 書評や要約ばかり読んでいる方
- 本を読んだ方が良いんじゃないのと思っている方
- 書評や要約を有効活用したい方
書評・要約のメリット
私が思う、書評・要約のメリットは次になります。
- 本の重要な部分をすぐに読める
- 基本無料
- わかりやすく解説しているので理解しやすい
それでは1つずつ見ていきましょう。
メリット①本の重要な部分をすぐに読める
1つ目は要約なので当たり前のことですが、重要なところを素早く把握できることです。
なので、本を1冊読む時間がなかったり、本を1冊全部読むことが難しい人にとってはありがたいですね。しかもYouTubeなどといった音声コンテンツでは聞き流すこともできます。
情報収集の一環として利用している方も多いんじゃないでしょうか。
私も素早く情報収集ができるのでよく利用しています。
メリット②基本無料
2つ目はお金がかからないことです。flierなどの出版社が公式に公表を認めている要約サイトは有料のことが多いのですが、YouTubeでも本の解説をしているユーチューバーのチャンネルを無料で視聴することができますね。
一応要約はネタバレになってしまうので、許可なく個人が勝手に記事にすると怒られることもあるそうです。書評や感想などはネタバレにならない程度の最低限の引用だったり、自分の考えを書くのは良いみたいですね。詳しく書き過ぎたらダメみたいです。
まあ、読む人側はネット経由だととりあえず基本無料で楽しめるので、気軽に読むことができます。
やはり、いきなり本を買うのは、その本がおもしろいかどうかわからないのでリスクがありますよね。
なので、試し読み感覚で利用している方も多いのではないでしょうか。
メリット③わかりやすく解説しているので理解しやすい
3つ目はわかりやすく解説しているので理解しやすいことです。感想が書かれていたり、その本を読んだ人が実際に行動した結果までも見ることができます。
その人なりの表現やわかりやすい例を出して説明してくれるので、本書以上に理解が深まるのかもしれません。
ささっと無料で読めて、わかりやすいということで書評や要約にはメリットいっぱいですね。
では、デメリットはあるのでしょうか。
次は私が思う、デメリットを紹介しようと思います。
書評・要約のデメリット
デメリットは次の3つになりますね。
- 本質を見抜く能力が身につかない
- 読み流してしまう
- 大切だと思うところは人によって違う
では、こちらも1つずつ紹介していきます。
デメリット①本質を見抜く能力が身につかない
まず1つ目は本質を見抜く能力が身につかないことです。よく聞く言葉ですがどういうことなのでしょうか。
本は一般的な実用書だと、一冊200~300ページくらいのボリュームがありますが、実際に重要なことが書かれていることは約1割程度だと言われています。
じゃあ、残りの9割はいらないんじゃないのかなりそうですが、実はそんなことはなくて、そこには、重要な部分を理解するための背景知識だったり、説明の補足だったりします。もちろん読んでいて、「この部分いらなくない?」と思うこともたまにあります。
本を読んでいくと、「この部分は著者の言いたいことの補足説明だな」とか「この章で著者が言いたいのはこれかな」といったようなことがわかってきます。
この技術は読書だけではなく、仕事や人間関係でも応用できると思っております。「この人が本当に言いたいことはこれだな」などといったようなことが徐々にわかってくるのです。
しかし要約だと最初から答えが出されているので、大切なことを見分ける能力はなかなか養うのは難しいと思います。
デメリット②読み流してしまう
2つ目は読み流してしまうことですね。いつでも、すぐに簡単に、そしてたくさん読めてしまうので、流し読みをしている人も多いんじゃないのかなと思っています。
私の場合は本でじっくり読んだ方が内容も頭に入っている感じがします。スマホで要約や書評を読んでもすぐに内容を忘れてしまうんですよね。
しかも、実際に本を買うと、1冊1500円ほどかかるので、その分真剣に読もうと思ってしまうものです。つまり、本を読むモチベーションが違うわけですね。
本気でこの本の知識を身に着けたいと思うのなら、要約だけでなく、「著者がなぜそう考えたのか」、「その著者の発言の意図はなんなのか」まで理解したほうが身につきます。でも要約や書評にはそこまで詳しく書かれていないんですね。
なので、すみずみまで理解するなら本の購入一択だと思います。
デメリット③大切だと思うところは人によって違う
最後は大切だと思うところは人によって違うことです。著者が大切だと思っていることは要約でも書かれているのですが、それはいまの自分に必要な情報なのかはまた別の話です。
もちろん著者の重要なところが自分にとっても重要であることも多いんですが、本を読んでいるとけっこう本筋とは違うところで感銘を受けることもあります。
思わぬ出会いがあることも全文を読む楽しみの1つですね。
私の書評・要約の使い方
以上、書評・要約のメリットとデメリットでした。では、どのように向き合えば良いのでしょうか。
私の場合、冒頭でも紹介したのですが、読みたい本を選ぶために利用しています。イメージとしては、本屋で立ち読みしている感覚ですね。
そこで、おもしろそうだったら実際に買いますし、そうでなかったらそこでお別れします。それに要約や書評で一度読んでから、本文を読むと、すらすらと内容を理解して読むことができます。
あくまでも書評・要約がメインではなくて補助的に利用しています。
良いと思った本はお金がかかっても買っておきたいですね。ちなみに、私は書評記事だけでなく、図書館で借りた本やkindleで読んだ本が非常に良かったら、紙の本で買い直してしまいます。
おわりに 私が書評を紹介している理由
いかがだったでしょうか。
みなさんもぜひ、書評や要約と本を自分なりに使い分けて読んでみてください。
ちなみに私は本を読むだけでなく、書評としてブログにまとめたことでさらに知識が頭に残るようになりました。読んで終わりではなく、自分なりに書いたり、説明したりすることによってやっぱり記憶に残りますね。
もちろん良かった本をみなさんにも読んでほしいという気持ちもあります。しかし、実際にやってみて感じたのが、他のブロガーさんもみなさんに知識として理解してもらうというよりも自分のアウトプットとして利用している人の方が多いんじゃないんのかなと思いました。
もしみなさんも時間に余裕があれば、インプットだけで終わらずにアウトプットまでしてみてください。
今回はここまでになります。
それではまた!