どうも、なおです。
今回紹介するのは「生命」に関する本です。
この本を読んでわかることは次になります。
- 生物学を学ぶ上での重要な考え方
- 生命とは何か
- 今後の私たちの未来
- 将来の問題点
WHAT IS LIFE? 生命とは何か 著 ポール・ナース 訳 竹内薫 ダイヤモンド社
本書の著者のポール・ナースさんはノーベル生理学・医学賞を受賞している生物学者さんです。
その著者が「生命とは何か?」という疑問に答えるような内容になっています。
生きるとは何かをついつい考えてしまう私にとってとてもおもしろい内容になっていました。
それではさっそく内容を見ていきましょう!
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本の紹介・要約
本書のポイントは「生命とは何か」という問いに関して生物学の最新の情報を活かして解説していることです。
そこで、著者は、
- 細胞
- 遺伝子
- 自然淘汰による進化
- 化学としての生命
- 情報としての生命
という生物学の重要な5つの考え方を解説し、生命の仕組みついて理解したうえで今後の私たちの生き方や生態系のことについて解説しています。
最新の技術だけでなく、近い将来の食料やウイルスの問題、倫理的な課題まで幅広く解説されている一冊になります。
本書は生物学の知識が全くない人でも簡単に理解できますし、知識がある人でも著者の知見など十分に楽しむことができる1冊です。
それでは、生命とは何なのでしょうか?
生物学の基礎から生物とは何か?まで理解できる
生命の多様性
生命と言ってもたくさんの生命がありますよね。
私たち人間といった動物もいれば、植物や細菌、ウイルスなどたくさんの種類に分かれています。
もちろん私たち人もまったく同じではなくてみんなそれぞれ違います。
それにほとんどの生き物はたくさんの細胞でできています。
人間には約30兆個の細胞があり、それぞれに命があります。
なので、動物や植物、細菌などは完全に自分だけでは生きていけないのです。
動物にはたくさんの細胞が住んでいるだけでなく、飲食によってもたくさんの命をいただいています。
植物も土の中から栄養素を取り込んでいますし、ウイルスも宿主がいなければ生きていけません。
そう考えるとたった一つの生命では生きていけないのです。
生命とはたくさんの生命があるから成り立っているんですね。
私たち生命は一人では生きていけない
私たちは一つの生命の樹に属している
私たちはたくさんの生命とのつながりで生きているだけでなく、共通の祖先がいて、つながっています。
すべての生き物の祖先をたどれば一つの生命に行き着くわけですね。
なので、人間も動物も細菌も言ってしまえば遠い親戚なのです。
ただ、最初の細胞はどのように発生したのかは完璧には解明できていないようです。
ちなみに本書では紹介されていませんが、この共通祖先のことをLUCAと呼んだりしています。
最初の祖先はどうやって生まれたのか、生物学は謎がたくさんあってワクワクしますね!
生命は共通の祖先でつながっている
人間は唯一思考できる生命
地球にはたくさんの生命が存在していますね。
しかし、深く考えてここまで発展できた生き物は人間しかいないのです。
なので、私たちだけが理性を使って生きることについて考えることができますし、すべての生命はつながっていると感じることもできるのです。
なので、私たちは人間だけでなく、地球の生態系を守る責任があると著者は述べています。
環境問題や食糧問題などたくさんの問題が深刻化してきていますよね。
このような問題を解決するには謎だらけの生命をもっと理解する必要がありますし、正しい考え方で対処する必要があります。
権力者が自分の利益のために動いたらもっと問題が深刻化してしまいます。
そこで生物学だけに限ったことではないですが、一人ひとりが世の中を良くするための正しい考え方を身につけていく必要があります。
まあ、正しい正解なんてものはないのですが、より良い世界を築き上げていくぞというマインドセットが大切になってくるのかもしれません。
そこで、一度本書を読んで生命の神秘性に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんよ。
- 人間は唯一思考できる生き物
- 私たちには生態系を守る使命がある
まとめ 生物学の超面白い教養書です!
いかがだったでしょうか。
本書を読むことで、
- 生物学を学ぶ上での重要な考え方
- 生命とは何か
- 今後の私たちの未来
- 将来の問題点
など生物学について幅広く学ぶことができます。
生物学入門書としても楽しめますし、中級・上級者としても十分に楽しめる内容になっています。
- 生命について興味がある
- 生物学について学びたい
という方にはピッタリの一冊になっているのではないでしょうか。
ぜひ詳しい内容が気になれば一度読んでみてください。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!