どうも、なおです。
みなさんは自分に自信をもっていますか?
成功者はみんな自信にあふれ、自信こそが成功の秘訣だと思っている人も多いと思います。
しかし、今回紹介する「自信がない人は一流になれる」という本では逆に過度な自信が成功を妨げると述べられています。
それでは自信というものは本当に必要なものなのか、それともいらないものなのかをさっそくみていきましょう。
自信がない人は一流になれる
著 トマス・チャモロープリミュージク
訳 桜田直美
PHP
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本の要約・ポイント
本書のポイントはつぎの3点になります。
- 自信の力は過大評価されている
- 自信は実力とともに高くなるもの
- 自信の低さは成長のカギになる
自信さえあればなんでも成し遂げられることができると思われがちですが、本書では自信の大きさと成功には関係がないと主張されています。
むしろ、「過度な自信が成功の妨げになり、自信のなさこそが成功の要因になる」とも述べています。
それではどういうことなのか、上記の3点についてもう少し深堀しながらみていきましょう。
自信の力は過大評価されている
自信たっぷりな人ほど成功しそうだと私たちは感じてしまいます。
- 友達が多そう
- 何にでも活発的に行動してそう
- 出世してそう
自信たっぷりな人にはこのようなイメージをもってしまいます。
しかし、実際にふたを開けてみるとそうでないことが多いのです。
過度な自信には残念ながらデメリットがあります。
- 現状の自分に満足してしまう
- それによって成長しようというモチベーションが下がる
- 自分を正しく把握できなくなる
過度な自信家の人たちは現状に満足してそこから成長への努力をやめてしまうのです。
自信家はとんだ勘違い野郎ですね…
それでは適度な自信とはいったい何なのでしょうか。
つぎは適度な自信についてみていきたいと思います。
過度な自信は向上心をうばってしまう。
自信は実力とともに高くなる
本来の自信とは、実力の高さに応じて高くなります。
しかし、多くの自信家たちは自信が先行してしまい、実力が追い付いていません。
そして実力が追い付いていないのに実力があると思い込み、努力を怠ってしまうのです。
本当の成功者は実力があるのでそれ相応の自信にあふれているのです。
しかし、多くの人たちは実力=成功ではなく、自信=成功だと間違って認識してしまいます。
これは一般人の私たちは努力せず手っ取り早く成功したいと思っているからそのように思ってしまうのだと私は思いました。
ここまでをまとめると、
正しい努力と成功の順序は上記のようになるのですが、
多くの人はこのような間違ったサイクルにはまってしまいがちです。
それでは本物の実力をつけるにはどうすればよいのでしょうか。
本書では自信のなさが実力をつけるためのモチベーションになると述べられています。
自信は実力が評価されて、そのあとについてくるもの。
自信の低さは成長のカギになる
ここまで実力の伴わない自信はよくないと散々述べてきました。
それでは逆に自信がないことは私たちにとってどのような効果があるのでしょうか。
- 実力を高めるモチベーションになる
- 自分の弱点に気づくことができる
- 本物の実力に根差した自信をもつことができる
自信を失うと努力することをあきらめてしまう可能性もありますが、多くの場合は理想の自分に近づきたいというモチベーションが働きます。
さらに自分に実力がないと思っているからこそ自分には何が足りないのかを考えることができるようになります。
そして弱点を克服し、成長することができるのです。
このような順序で努力するので成長とともに適切な自信が身につくので本物の実力を得ることができます。
なので、自信のなさこそが成長へのモチベーションとなり、成功へのカギとなるのです。
あなたは適切な自信をもっていますか?
もし自信が実力よりも先行しているならもう少し自分を謙遜してみてもいいかもしれません。
自信家な人ほど現実を認めることに負い目を感じてしまうかもしれませんが、正しい評価をすることで成功につながります。
なので、ぜひこの機会に自分を一度、客観的に評価してみましょう。
自信のなさは自分の弱点を知り、それを克服するモチベーションとなる
まとめ 自信がないことに自信を持とう!
いかがだったでしょうか。
自信がなくて不安に思っている人にとってはかなりの朗報ではないでしょうか。
私は本書を読んでかなり救われました。
自信がないことで、
- 現状を正しく把握できる
- 自分の弱みに対処できる
- 成長したいというモチベーションになる
このようなメリットがあるので、自信がないことにもっと誇りをもっていきましょう。
ただしその誇りに満足してしまうと成長が止まってしまうので注意してくださいね。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!
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