退職代行【要約・書評】辞めるを許さない職場の真実

どうも、なおです。

みなさんは退職代行というサービスを知っていますか？

退職代行とは退職願いや辞表の提出、その他退職に関わる手続きを業者にお願いできるサービスです。

もしかしたら実際にこの記事を読んでいる人の中にも退職代行サービスを利用したことがある人もいるかもしれませんね。

今回は退職代行をおこなっている弁護士さんが書いた「退職代行」という本から退職代行サービスの実態を見ていきましょう。

本の要約・ポイント

本書のポイントは仕事をやめたくてもやめられない人が増加傾向にあるということです。

これは決して本人のメンタルが弱いということだけではなく、

上記のようなブラックな会社側にも問題があるのです。

そこで本書では、退職をしたくてもできない人が増加している背景に加えて、

これらのことを中心に解説しています。

退職サービスを利用しようか迷っている人や退職代行サービスを利用されて退職者が出てしまった経験がある人におすすめです。

なぜ退職代行サービスを使うのか、会社側がその理由を把握することでより働きやすい職場を実現できるかもしれません。

退職代行サービスを利用することは悪くない

私は本書を読む前と読んだ後での意見は変わらないのですが、退職代行サービスを利用しても良いと思います。

なかには次のように思う人もいるかもしれません。

しかし、退職代行サービスを使用しなければやめられないという状況をつくったのは会社側にも責任があります。

メンタル不調になって出社できなくなったり、パワハラが横行していると自分から言い出すのは難しいでしょう。

私もメンタル不調で会社をやめたのですが、なんだか気まずくてなかなか退職の意向を伝えられませんでした。

上司との人間関係がそこまで悪くなくても言い出しにくかったのですから、たぶん私も上司との問題があれば代行サービスを利用していたかもしれません。

本当に大切なのは会社ではなく自分の人生なのですから退職代行サービスを利用して気が楽になるのなら積極的に利用しても良いと思います。

ほかにも退職の手続きがめんどうだったり、労災や未払い金を請求したかったりとわからないことが出てくるかもしれません。

そういう場合もお金を使って解決するのもアリでしょう。

また、退職代行サービスを利用してみたいけど後ろめたさを感じて迷っている人もいると思います。

しかしもし仮に利用したとしてもそれを知っている人は会社の一部の人だけです。

その人たちとその後にかかわる機会なんてほとんどないので、後ろめたさを感じる必要はありありませんよ。

どの退職代行業者でもいいわけではない

私が本書を読んで勉強になったことは退職代行サービスをおこなっている業者の見分け方です。

インターネットで検索して一番上に表示されている業者に頼みたくなりますが、業者には弁護士と非弁業者がいるみたいです。

労働関係に詳しい弁護士のほうが知識も豊富ですし、弁護士にしかできない業務もあります。

そこで、著者は「弁護士が担当する業者を利用したほうがよい」と述べています。

ちなみに著者の小澤さんが所属している退職代行サービスはこちらです。

なかには弁護士の退職代行しか相手にしないような会社もあるみたいなのでやはりプロに頼むのが一番安全ですね。

素人に頼むとそれなりのリスクがついてくると頭の片隅に入れておきましょう。

まとめ　やめたくてもやめれないなら退職代行を使おう！

いかがだったでしょうか。

退職代行サービスを利用することは決して後ろめたいことではなく、そして非道徳的なことでもありません。

やめたくてもやめられないなら退職代行サービスを利用して退職するということも選択肢に入れておいたほうがよいと思います。

なんといっても自分のキャリアや人生が一番大切です。

それに近い将来、退職代行サービスを利用する人が増えればどんどん仕事をやめやすい世の中になるかもしれませんね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！