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誰が国語力を殺すのか【要約・書評】

どうも、なおです。

みなさんは国語力と聞いて何を思い浮かべますか?

  • 日本語をどれだけ知っているかってこと?
  • 学校の国語の成績のことかな?
  • コミュ力?

このように定義があいまいな気がしていろんな方向からの意見が出てくると思います。

「まあでも俺たち日本人だから大丈夫っしょ!日本語ペラペラだし!」

と感じる人もいるかもしれませんが残念ながらそういうことではないのです…

正しく感じ、理解し、考え、想像し、表現できていますか

ここまでくると私も「ぐぬっ!」と冷や汗をかいてしまいます。

しかし今回紹介する本では上記のような力を国語力と呼んでいたりします。

それでは私たちの国語力は死んでいるのか、そして今後の教育でどうなっていくのか、さっそく見ていきましょう。

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本のあらすじ・ポイント

本書のポイントは子どもの国語力が低下しているということです。

もちろん必ずしも全員がということではなく、その傾向があり、先生たちも問題視しているのが現状みたいです。

ここでいう国語力とは主に次のような力が意味合いとして含まれます。

  1. 考える力
  2. 感じる力
  3. 想像する力
  4. 表す力

ふうぇ~、私には全くない能力たちです…

鈍感、口下手で空回りな私からしたらやっぱり国語力落ちてます(実体験)。

ちょっとそれてしまいましたが、「国語力が低下しているとしたらじゃあその原因は何だい?」ということで本書はそこも深堀していきます。

  • 家庭環境
  • 学校
  • SNSやゲームなどのテクノロジーの発展

おもにこのようなことに言及し、最後に

「じゃあどうすれば良いの?」「実際に国語力を高めようとしているところは何をしているの?」

というところで締めくくられるのが本書のおおまかな流れになります。

なお
なお
私たち大人にも国語力を高めれるかもしれないヒントはありましたが、子どもの教育を中心に話が展開されています。

それではつぎにちょっと本書の内容とはずれてしまうかもしれませんが本書を読んで私が感じたことを書いていこうと思います。

教育現場ではどんどん学ぶことが増えている

私には割と仲の良い友達に小学校と中学校の先生がいまして、ちょくちょく飲みに行ったりして話を聞いていたりします。

そこで感じたのがどんどん新しい科目や項目が増えているということです。

教師多忙すぎです。

ただでさえ人手不足の業界で日常の業務だけでも精一杯なのにそこにプログラミングや人権など新しいことが増えててんやわんやなはず。

なお
なお
当然子どもたちも情報量が増え、大変なはずです。

国語力がない私からすれば、英語やプログラミングを学ぶ前にまずは感じ、考え、想像し表現する力を養ったほうがいいと思います。

もちろんそれは日本語で!

なので、根っこのことを学べずにどんどん新しいことばかり学ばされてしまうという環境だとどうしても国語力って落ちるんですかね。

いろんなことを学ぶことは重要ですが、情報量が多すぎるとパンクしてしまいます。生徒も先生も。

なので、もう少し国語力みたいに学びの本質的な授業を増やすべきだと思ってしまいました。

私たち大人は国語力を高めることはできるのか

本書ではまったく触れられていないことですが、私たち大人は国語力を高めることはできるのでしょうか?

割と本気で国語力の向上に取り組んでいる学校の事例を読んで授業を受けたくなりました。

  1. 考える力
  2. 感じる力
  3. 想像する力
  4. 表す力

上記の力を養うには、

  • 本を読む
  • 思ったこと、感じたことを言葉にしてみる
  • 実際に言葉にしたことを相手に話してみたり、相手に聞いてみる

このようなことくらいしか考えつきませんでした、すみません。

アカデミックな本を読むことで論理的に考えれるようになったりすると思います。

また、小説などは登場人物の心情を追体験することで、相手の気持ちを感じたり、そこから考えたり想像することができますね。

さらに本の感想でも日常のことでもなんでも良いんですが、感じたことを日記にしてみたり、実際に相手に伝えてみるのも良いんじゃないでしょうか?

もちろん、相手の話を聞くことも重要でさきほどの小説のところと同じ以上の効果を得ることができると思います。

こうしたちょっとずつの積み重ねで少しずつ人生を豊かにしていきたいですね。

家庭内教育としても子どもといっしょにやってみると一石二鳥な気もします。

なお
なお
忙しいかもしれませんが、テレビやスマホを与えるよりも国語力を養うことができそうです。

私は特に相手の気持ちを理解したり、想像する力がないので、そこを鍛えていきたいものです。誰か助けてください!

まとめ 国語力は教育の根っこです

いかがだったでしょうか。

国語力がなければ、正しいことを理解したり、コミュニケーションで支障をきたすかもしれません。

なので、まずは国語力と言いたいところですが本書を読むと学校だけでなく、いろんなところに問題があるのだと思い知らされました。

現在子どもを教育中の方や教育に興味がある人は国語力についても現代の問題を理解しておいて損はないでしょう。

私は自分の子どもを持つ予定はまだまだないのですが、教育には個人的に興味がありますのでいろんな情報をキャッチしていきたいと思います。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!