どうも、なおです。
今回は「OPEN 開くことができる人・組織・国家だけが生き残る」という本がおもしろかったので紹介します。
本書で伝えたいことはタイトル通り、なんでもオープンにしたほうがいいっすよという内容になります。
本書を読む前は、
- 個人だったら自己開示が大切
- 企業だったら雇用の流動性を高めよう
- 国家だったらグローバル化を進めよう
このような内容なんだろうな~と思っていました。
しかし、いざフタを開けてみると自分の予想以上にもっと本質的なことに対しての議論が中心でとても勉強になりました。
それではオープンとはどういうことなのか、もう少し詳しくいていきましょう。
OPEN 開くことができる人・組織・国家だけが生き残る
著 ヨハン・ノルベリ
訳 山形浩生、森本正史
NewsPicksパブリッシング
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本のあらすじ・ポイント
本書のポイントはオープンな社会があらゆる発展を支えてきたということです。
- 新しい人
- 新しいもの
- 新しい知識
これらのような新しい体験やアイデアによって新技術が生み出され、社会が発展してきたのです。
しかしです。
私たちは好奇心ももっているのですが、新しいことに対する恐怖心や拒絶反応を示すこともあります。
考えてみれば当然っちゃ当然ですよね。
そこで本書では数々の文明や社会、企業は発展とともに衰退していった歴史があるのですがその要因やオープン性を維持する方法について議論されています。
それではオープン性とその問題に対してもう少し深堀していきます。
交易により私たちは発展してきた
本書によると大昔から私たちは異なる国や人と交流をしてきたそうです。
さかのぼるとなんと石器をつかって生きていた頃からです。
スタートは、オレたちの住んでいる場所にはこんな食べ物や便利グッズがつくれるから交換しようやみたいな感じだったのだと思います。
そしていろんな技術や人が行き来することによってどんどん文明や国家が発展していきました。
日本でも江戸時代に鎖国していたので黒船の技術力に圧倒されていましたもんね。
それにいまでも新しいテクノロジーやアイデアを無視して昔ながらでやっている企業が厳しくなっていることをみなさんも直感的に感じているのではないでしょうか?
新しいものにオープンになれば、現代ではテクノロジーの恩恵を受けることができます。
しかし、新しいものに閉鎖的になってしまうと、そこで成長が止まります。
このようなことを聞くと、「絶対、オープンのほうがいいじゃん!」と思うかもしれません。
しかし、残念なことにオープン性は非常によく、つぶされてしまうものなのです。
それではつぎにオープン性がつぶされてしまう原因についてみていきます。
新しい知識や体験などが共有されることにより人間は発展してきた
オープン性がつぶされるとき
オープン性がつぶされる要因はたくさんあります。
- 使い慣れたものを好み、新しいものには手をつけない
- 他の文化や習慣を受けつけない
- すぐに自分たちとアイツたちにグループ分けして敵対する
- 貿易はどこかの国が儲けてどこかの国が損をする
このような考えなどをもつことによりオープン性が損なわれていきます。
さらにもっと広い視点で見ると新しい技術やアイデアは既得権益層の地位を脅かします。
これによってトップ層は新しいものを拒絶し、成長が止まり、衰退していくのです。
いまの日本でも選挙制度を変えなかったり、何十年もの間、少子高齢化に対する対策がなされていないのもこれが原因なのかもしれません。
日本に住んでいる私たちからすれば、自分の勤めている会社や政治はぜんぜんオープンじゃないな~と感じる人が多いのではないでしょうか。
日本はもっとオープンになれば現代のあらゆる問題が解消されるかもしれませんね。
自分たちのポジションを守ったり、仲間と敵をすぐに線引きしてしまうことにより閉鎖的になってしまう
まとめ オープン性を高めよう!
いかがだったでしょうか。
本書を読んでも一見私たちは何をすればよいのかわからないかもしれません。
問題を解決するのは経営者やお役人の仕事のように思えます。
しかし、私たち一人ひとりが正しい知識をもち、正しくふるまうことで世の中は変わっていきます。
なので、ちょっとずついろんな知識にふれていきましょうね。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!