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Think clearly(シンク・クリアリー)【要約・書評】

どうも、なおです。

今回紹介する本はロフト・ドベリさんの著書「Think clearly」です。

本書ではものごとの考え方、つまり思考のツールを52個紹介しています。

またこれらの思考のツールは心理学や哲学など幅広い学問の考えをまとめているので教養を身につけたい方にとってはかなりおすすめの1冊です。

何度読んでも新しい発見や学びがあるので興味のある方はぜひ読んでみてください。

それではさっそく見ていきましょう。

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本の要約・ポイント

本書のポイントは私たちが生きている複雑な世界を理解するためにはいろいろな思考法がつまった道具箱が必要であることです。

そこでさまざまな学術研究の知識から得られたよりよい人生を送るための考え方を解説しています。

本書では52個の思考法が解説されていたのですが、今回はその中で私が個人的に重要だと思ったものを3つ紹介します。

  1. 考えるより先に行動し、行動しながら修正する
  2. はっきりと断る勇気をもつ
  3. 自分にとって大切なことに集中する

それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

考えるより先に行動し、行動しながら修正する

みなさんは考えることと行動することのどちらが大切だと思いますか?

本書では考えるより先に行動すべきだと述べられています。

その理由は主に次の3点になります。

  1. 計画通りにいくことは少ない
  2. やってみないとわからないことがある
  3. 思考の飽和点に達してしまう

何事も計画通りにいくわけではないことややってみないと実際にわからないことは理解できます。

しかし思考の飽和点とは何なのでしょうか?

なお
なお
本書では考える時間とともに得られる認識がどんどん減っていくことを思考の飽和と呼んでいます。

つまりそれ以上考えても思考がまったく前進しないポイントがあるのです。

それを著者は思考の飽和点と呼びます。

そしてまず考えることを先に始めてしまう人は思考の飽和点に差し掛かっているにもかかわらず、必要以上に考えてしまい、行動に移せなくなるのです。

なので先に行動することが大切なのです。

なお
なお
現代はインターネットを使えば情報が無限に出てくるので情報収集においてもどこかで区切りをつけたほうが良さそうですね。

そのあとに重要なのが行動しながら柔軟に修正していくことです。

計画通りにいくことは少ないですから適宜考え方や行動を修正し、ものごとに取り組むことが現代を生き抜くために必要です。

考えすぎても時間を無駄にするので行動しながら考えを修正していこう!

はっきりと断る勇気をもつ

いやなことははっきりと「No!」ということも大切です。

日本人は自己主張が弱い傾向にあるのでなおさら断ることやわからないことをわからないという勇気が必要だと思います。

断る勇気に関しては自分にとって大切なこと以外に時間を浪費してしまうことを防ぐことができます

また、人に聞けば一発で分かるようなことを独りで考え込んでも時間の無駄になってしまうので、

  • わからないことは教えてもらう
  • 助けてほしいときは素直に助けを求める

このようにすべて自分で抱え込まず、チームや仲間をうまく活用するとものごとを円滑に進めることができるでしょう。

そのためにプライドを捨て、自分の気持ちには素直になり、自分の気持ちを相手に伝えることが大切です。

なお
なお
もちろん言っていいことと悪いことがあるのでそこはご注意を!

やりたくないことや自分では解決できないことに時間を使いすぎるのはやめよう!

自分にとって大切なことに集中する

現代ではさまざまな情報にあふれています。

そのため何も考えずに生きていると自分にとって無駄なことに時間を使ってしまいます。

なので2つ目に紹介した「やりたくないことを断る勇気」も大切ですが、自分にとって必要のない情報を遠ざけることも大切なことに集中するためには必要です。

  • ニュース
  • SNS
  • 知人の噂話

現代ではこのような話題に時間を費やしている人はとても多いように感じます。

しかしこれらは本当に大切でしょうか?

1年前のニュースやSNSの投稿をあなたは覚えていますか?

おそらく覚えていないでしょう。

それにニュースや他人のSNSを見て人生が変わったという人はかなりの少数派のはずです。

なのでこれらの情報源はどちらかというと不要なものになると思います。

なお
なお
もちろん仕事で発信力が大切な人だったり、新聞やニュース番組業界で働いている人は学ぶために必要だと思います。

現代では多様な情報やモノがあふれかえってますので、自分にとって大切なことを見極めることも重要ですが、

自分にとって不要なモノや情報を排除する

このような考え方が大切になってくるのかもしれません。

まとめ 思考のツールを身に着け、幸せに生きよう!

いかがだったでしょうか。

本書を読むとよりよく生きるためのヒントを与えてくれます。

本書ではこのほかに約50個の考え方が紹介されているので、おそらく何かしら学べるポイントはあるのではないかと思います。

現代社会は昔と比べてかなり複雑で、物質的には豊かになりましたが精神的に生きづらさを感じている人も多いと思います。

そのような方はぜひ本書を読んで生き方のヒントを見つけてみてください。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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