逆・タイムマシン経営論【要約・書評】

どうも、なおです。

今回紹介するのは「逆・タイムマシン経営論」という本ですが、逆タイムマシンときいてどのようなイメージをもちますか？

タイムマシンを使って成功するには未来で成功していることを現代にもってきたり、現代の技術を過去に持ち込んだらいいような気がしますね。

逆タイムマシンはおそらくこの手段の逆をいくプロセスのような気がしますがいったいどのようなものなのでしょうか。

さっそく見ていきましょう！

本の要約・ポイント

本書のポイントは過去を振り返ることで本質的に大切な知識や情報を得ることができるということです。

時間軸では未来・現代・過去がありますが、未来の予想や現代の世論ではよい意見も悪い意見もあふれかえっています。

しかし、結果がすでにわかっている過去の事象から、つぎのようなことがわかります。

過去の情報から不変の本質を読み取り、現代の経営に生かすことが「逆・タイムマシン経営論」なのです。

そして本書では、つぎのような論点で逆タイムマシンを解説しています。

歴史から学び、その知識を現代でも生かしたいと思っている方がいれば、ぜひ一度読んでみてください。

今回の記事では歴史から学ぶ重要性をもう少し深堀していきたいと思います。

歴史は繰り返さないが韻を踏む

ビジネス書などを読んでいると「歴史は繰り返される」とか「古典の重要性」を説いているものをよく見かけます。

たしかに私もその通りだと思います。

そして私はマーク・トウェインさんが言ったとされるつぎのフレーズが大好きです。

これは過去とまったく同じことは起きないことはありませんが過去と似たようなことは何度も起こっているということです。

近年話題のコロナウイルスのようなパンデミックも歴史を振り返ってみると、さまざま疫病が存在していました。

医療技術などに大きな違いはありますが、これらの歴史をひもとくことで現代に生かせるような知見を学ぶことができると思います。

それにもっと身近な歴史でいうと先輩からのアドバイスを聞くことも立派な「歴史から学ぶ」ことだと思います。

このように考えてみると私たちは無意識に過去から学ぶことはできています。

なので、もう少しい自発的に過去を振りかえってみる時間をつくると成長できるかもしれませんね。

現代の流行にはご注意を！

ここまで読んでみると過去から学ぶことの大切さがなんとなくわかったと思います。

もちろん現代から学ぶということも大切なのですが、冒頭でも述べた通り現代はノイズが多すぎます。

誰も未来を見ることができないので、憶測で意見してしまうのは仕方がないですが、むやみに鵜呑みにするのは注意したほうがよいでしょう。

専門家同士でも意見が対立していたり、フェイク情報も多いので、情報リテラシーも必要です。

ファッションなどの若者ブームを追いかける程度なら流行に乗ることは問題ないと思います。

しかし、経営のような長期的スパンでおこなっていくことについては流行に流されすぎないことが大切です。

ちょっと過去の流行としては、つぎのようなことがありました。

一般消費者として利用するのではなく、ビジネスで投資したり開業した人たちは痛い目にあっているのではないでしょうか。

ほかにも一時的に流行したけどいまとなっては話題にもならないようなビジネスはたくさん存在してしていると思います。

このように考えるとすぐに流行に飛びつくのではなく、過去を振り返ったりしながら本質的にビジネスで大切なことを考えたほうが良いかもしれませんね。

まとめ　ものごとの本質を理解しよう！

いかがだったでしょうか。

本書を読むことで、過去から学ぶことの大切さや過去のひもとき方を学ぶことができます。

「歴史から学ぶことが大切だとよく聞くけど本当？」と疑問を持っている人にもとてもおすすめしたい1冊です。

情報収集能力を高めるという観点でも非常に参考になるのでぜひ気になった方は読んでみてくださいね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！