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心理的安全性のつくりかた【要約・書評】

どうも、なおです。

みなさんは普段職場で働いているときに、つぎのようなことを感じたことはありませんか?

  • 職場がピリピリしていて気まずさを感じる
  • 上司が怖くて自分の意見が言えない
  • 質問や相談がしにくい

もしかするとこれらの原因はあなたの職場に心理的安全性が欠けているからかもしれません。

そこで今回は心理的安全性とは何なのか、そして心理的安全性を育むにはどうしたらよいのかを「心理的安全性のつくりかた」という本で紹介します。

それではさっそくみていきましょう。

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本の要約・ポイント

本書のポイントは心理的安全性を育むことで生産性や新しいアイデア、そしてチームメンバーの満足度を高めることができることです。

そもそも心理的安全性とは何なのでしょうか。

本書ではつぎのように説明されています。

組織やチーム全体の成果に向けた、率直な意見、素朴な質問、そして違和感の指摘が、いつでも、誰もが気兼ねなく言えること

心理的安全性のつくりかた「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチーム変える p.3

つまりメンバー全員がチームに自分の居場所を感じ、安心して作業に取り組める環境をつくることです。

では、なぜ心理的安全性が大切なのかと言いますとそれはこれからのビジネスには正解がないからです。

以前までのビジネスではモノが不足していたことにより、モノをつくれば売れるというシンプルな正解がありました。

しかし、今日のビジネスではモノが溢れていたり、テクノロジーの発展によりお客さんのニーズが多様化しています。

なので、上司に言われたことだけをこなすのでなく、自ら工夫やアイデアを模索し、挑戦することが求められます

なお
なお
心理的安全性がないと従業員は自分の意見を発言できなくなったり、失敗を恐れ、挑戦しなくなってしまいます。

そうなってしまうと組織としては将来性がなくなってしまうので、心理的安全性をつくる必要があるのです。

そこで本書は心理的安全性の説明や必要性に加え、

  • 心理的柔軟性という心理的安全性をつくるためのマインドセット
  • 行動分析
  • 心理的安全性を育むための言葉行動やケーススタディ

上記のようなことも解説しています。

それではつぎに心理的安全性において必要なポイントをみていきましょう。

心理的安全性の4つの構成要素

心理的安全性にはつぎの4つの要素があります。

  1. 話しやすさ
  2. 助け合い
  3. 挑戦
  4. 新奇歓迎

もう少し簡単に解釈すると、

  1. 自分の意見が言いやすい
  2. 気軽に相談や質問ができる
  3. 失敗や間違いをしても大丈夫
  4. 自分らしさを受け入れてくれる

4つ目の新奇歓迎については難しそうに思うかもしれませんが、多様性(自分らしさ)を受け入れてくれるとイメージすればわかりやすいと思います。

逆にこれら4つの土台が十分に築かれていないと、

  • 挑戦することができなくなり、行動から学ばなくなってしまう
  • 大切な情報もチームに共有されなくなる

チームをまとめるリーダーの立場からすると大問題です。

なお
なお
でも、チームの環境を変えることができるのは上司だけで部下は何もできないんじゃないの?

もちろんチームづくりはリーダーの仕事で部下がチームの環境を変えることはとても難しいことです。

ですが、一般社員だからと言って、チームを変えることができないわけではありません

最後に私たちが自分一人からでもできる行動を紹介しようと思います。

心理的安全性が欠けていると、メンバーの個性や助け合いが失われ、チームが成長しなくなる

今日からできる行動の例

チームリーダーならまだしもメンバー個人ではさすがに組織の風土や環境を変えることは難しいです。

しかし、私たち一人ひとりにも心理的安全性をつくるためにできることがあります。

  • 感謝をする
  • 自分から助けを求めてみる
  • 本書を職場の人に配る

最後のひとつは少し難易度が高いかもしれませんが、最初の2つは比較的にやりやすいと思います。

あなたは日ごろ同僚や上司に感謝を伝えていますか?

「ありがとう」というたった一言ですが、人間関係を構築するための効果は絶大です。

感謝を伝えることで相手はあなたに好感を持つので関係性が良くなり、話しかけやすくなったり、相手が自分を気にかけてくれるかもしれません。

なお
なお
ありがとうというだけで相手の気分が良くなるわけですからたとえそう思っていなくても言っておいて損はなさそうです。

「ありがとう」はたった5文字ですからコスパで考えても最強の一言です。

また、自分から助けを求めることも大切です。

職場の環境によっては上司もあなたに気を遣っているのかもしれません。

「あなたのことを気にかけているけれど、話しかけにくい」

このようなケースも少なくないでしょう。

この場合もあなたが行動することによってチームの雰囲気が大きく変わる可能性があります。

最後のひとつはみんなが席にいないときにそっと本書をデスクに置いておきましょう(笑)

本書を読めば心理的安全性の大切さもわかり、一人ひとりの言動が変わるかもしれません。

なお
なお
本書は具体的な行動についてまで書かれているので実際に明日から何をすれば良いかまで理解できます。

さすがに1日や2日で今まで築いてきた組織の歴史や風土は変わりませんが少しずつあなたの手で変えていきましょうね。

組織のリーダーでなくても自分からほかのメンバーに働きかけることができる

まとめ 心理的安全性をつくり、新しいことに挑戦しよう!

いかがだったでしょうか。

心理的安全性はメリットばかりで、逆にピリついている職場にはメリットはほとんどないでしょう。

短期的には身が引き締まるかもしれませんが長期的には精神的に安全安心な職場のほうが絶対に良いはずです。

おそらくほとんどの人はこの意見に同意なはずなのでうまく自分から働きかければ、今の状況を変えることができると思います。

なので、自分には無理と思っても一度挑戦してみることをおすすめします。

いざとなったら本書を読んでそのまま実践しましょう。

みなさんの明るい職場環境を願って今回は終わりにしようと思います。

ということで、それでは、また!

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