どうも、なおです。
みなさんは政府の政策についてどう思いますか?
- たいしたことをやっていない
- お堅くて古臭い感じがする
- 民間企業に経済を任せたほうがいいのではないか?
日本の政治についてテレビやニュースを見ている人はこのように思うかもしれません。
しかし、いまの政府がいいか悪いかは置いといて、政府が積極的に経済に介入することは大切です。
今回紹介する「ミッションエコノミー」という本では政府と民間企業が力を合わせて新しい資本主義をつくることの重要性を述べています。
そこで提唱されているミッションエコノミーとはどのようなものなのか、民間企業と政府の役割はどのようなものであるべきかなどにせまります。
それではどのような内容なのか、さっそく見ていきましょう。
ミッション・エコノミー 国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた
著 マリアナ・マッカート
訳 関美和、鈴木絵里子
News Picksパブリッシング
月額980円で200万冊以上が読み放題のkindle unlimitedというサービスを使うとコスパよく読書ができます。
初月無料でいつでも解約可能ですのでぜひ試してみてください。
kindle unlimitedはこちら
文章が苦手な人は初月無料の聴き放題サービスのAudibleがおすすめです。
Audibleはこちら
本のあらすじ・ポイント
ミッションエコノミーとは経済の目標の決め、政府・企業・国民を巻き込みながら達成していくというものです。
そんなことは民間企業だけでやれるんじゃないかと思われがちですが、本書では官民が協働することが重要だと述べています。
政府と聞くとお堅いイメージがあり、役に立つのかと思ってしまいますが、歴史を振り返ると、
国家や政府が公共の投資をすることによって、新しい産業やイノベーションが生まれてきているのです。
かの、グーグルやテスラといった世界をとどろかせる企業も初期の段階で政府のテコ入れがあったおかげで成功をおさめています。
それに民間企業だけではどうしても利益が回収できないような分野を避けたり、短期的に利益を上げられるビジネスを好むので限界があります。
そこで政府が国の方向性を決め、音頭を取っていく必要があるのです。
国家が大きな目標を掲げ、リスクをとって初期投資をおこない、民間部門を巻き込んで協働する、
これがミッションエコノミーということですね。
目標から逆算する
国や経済の方針であれ、個人の行動であれ、目標を設定することは重要です。
目標を設定することで、つぎのようなメリットがあります。
- 自分たちがどうありたいのかを考えることができる
- その目標に対する課題や問題点を発見することができる
- たくさんの人を巻き込むことができる
さらに、いまの自分には何ができるのかではなく、どうすればゴールにたどり着けるのかを考えることができます。
本書は国家や経済の話になるのでスケールがかなり大きいのですが、私たち個人レベルで考えてみてもミッションをかがけることは大切かもしれませんね。
ゴールを設定することで視野が広がり、アプローチ方法が変わる
ミッションエコノミーで大切な土台とは
話を本書の内容に戻しますが、本書では実際に政府が舵を切って新しい市場を形成する過程において次の4つを管理する必要があるとまとめています。
- 方向性
- 組織
- 評価
- リスクと報酬
方向性についてはここまで記事を読んでいただいた方には説明は不要でしょう。
組織についてはいろんな企業や人が協力できるネットワークをつくり、試行錯誤し、学習していける風土をつくることが大切です。
評価は市場形成のための投資の効果を分析したうえで評価する必要があります。
そして政府や民間企業の両方が得をするようなモデルで前に進むことが大切です。
基本的に企業が一方的に損をするというケースは少ないように感じますが、政府が支援したのにも関わらず、企業が利益を総取りするようなことはよくある話です。
また、この4つの要素は企業の経営にも役立つと思います。
- 会社のビジョン
- 幅広い部署や他社と協力・交流できることや学習できる組織体制
- 適切な評価制度
- 社員と経営者のどちらも得をする仕組み
この4つを満たしている企業にはなんとなく伸びしろを感じますよね。
本書は国レベルの話をしているのですが、その運用方法はひとつの企業や私たち一人ひとりの行動目標まで落とし込めます。
あなたもミッション思考を取り入れてみてはいかがですか?
方向性、組織、評価、リスクとリターンがキーワード
まとめ あなたのミッションを考えよう!
いかがだったでしょうか。
ミッションエコノミーレベルとなると個人でできるようなことは限られるかもしれませんが、
自分のミッションを考えることでゴールまでのロードマップが作成できるので目標達成の手助けとなるでしょう。
目標を持ち行動することでたとえ達成できなくてもその過程で得られるものは必ずありますからぜひ目標は高く設定してみてください。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!