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限りある時間の使い方【要約・書評】

どうも、なおです。

みなさんは時間をうまく使えていますか?

  • やることが多くて忙しすぎる
  • とくにやることがなくて退屈に感じている

忙しいことも悩みの種ですが、ひますぎることで悩んでいる人も多いと思います。

今回紹介する「限りある時間の使い方」という本では人生という限られた短い時間をいかにして過ごすかという問いに答えています。

時間について悩みを持っている人にはぴったりな1冊です。

それではさっそく見ていきましょう。

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本のあらすじ・ポイント

本書のポイントは人生の時間は想像以上に短いということです。

仮に80歳まで生きるとしたらその時間は4000週間です。

80年ときくと長く思えますが4000週間だと短く感じますね。

それに日数に換算すると4000を7でかければいいわけですから28000日です。

さらに時間単位であらわすと28000に24をかければいいのですがこれ以上はやめておきましょう…

まあ何はともあれ一生はとても短い。

そこで問題なのは私たちは人生の短さに気づかずに何でもかんでも実現しようと思っていることです。

なお
なお
普通に考えたらどれだけ生産性を上げても限界がありますもんね。

本書では「生産性を上げてできる限り効率的に生きようぜ!」ということが伝えたいわけではなく、

すべて実現できないことを受け入れたうえでどのように生きていけばよいのかを論じております。

さらに著者は生産性を上げても自由は生まれることはないとも述べていますので、本書は効率よく生きるための実用書ではありません。

それよりももっと本質的なことを教えてくれる1冊です。

今回は具体的な限られた時間をより良く生きるテクニックよりも著者の考えのほうが心に響いたのでそちらを深堀していきます。

時間を支配しようとすると時間に支配される

私たちは仕事でもプライベートでも何でも計画を立てたり、やることをリスト作ったりして効率化させようとしています。

つまり1日24時間をできる限り効率的に生きて時間を支配しようとしています。

これは一見人生を充実させるためには大切なことのように思えます。

しかし、生産性を上げてもたくさんの自由な時間をゲットしたり、充実感を味わうことは難しいと著者は言います。

  • 仕事であれば、生産性を上げたところで新しい仕事がどんどん増えていく
  • プライベートでも一生では味わいきれないほどの体験が提供されるので人生を味わい尽くしたという感覚になりにくい

仕事に関しては歴史を見れば明らかで、大昔よりも豊かになっているはずなのに労働時間は増えています。

なお
なお
とくに日本では残業などの長時間労働が大きな問題となっていますね。

生産性が上がったところで人は「もっと、もっと」と富や豊かさを求めて競争が激化し、結局働かなくてもいい時代はやってきませんでした。

プライベートでもテクノロジーの発展により情報量が無限に増え続け、やりたいことも増え続けます。

それに効率化を追い続けるようになると数をこなすことが目的になり、体験の質が落ちて楽しめなくなります

なお
なお
インターネットにより連絡がすぐ取れたり、多くの情報にアクセスできるなど仕事もプライベートも効率化ができたり世界が広がりましたがそれによりたくさんのことを処理しなけばいけなくなってしまいましたね。

さらにこれは私も感じていることなのですが、効率的に生きようとすればするほど、

  • ひとつひとつのことに集中できず、楽しめなくなる
  • 休みや非生産的な行動をとると罪悪感を感じてしまう
  • 毎日が理想の未来のための通過点になってしまう

私も生産性を上げるための本などをたくさん読んできて、効率化を求めてしまったことで、

遊びもまったく楽しめないですし、だらだらしたら罪悪感を感じますし、勉強しなければなんだか負けた気分になってしまうようになりました。

そう考えると罪悪感をなくすために私は毎日本を読み続けているという側面もあるように感じます。

なお
なお
余暇の時間を時給換算するのも良くないかもしれませんね。

これだと生産性を上げて時間を支配しようしているのにまるで時間に支配されています。

しかし反対に私たちは気晴らしや暇つぶしに多くの時間を使ってしまうこともあります。

次はそちらについても見ていきましょう。

私たちは効率化を求めたことで逆に時間に支配されてしまった

私たちは時間の有限性を認めたくない

どうでもいいことや気晴らしに多くの時間を使ってしまうのは、時間の有限性を認めたくないからです。

  • 人生の時間は短い
  • 何なら明日死ぬかもしれない
  • 今日頑張らなくてもいつか理想の自分になれるはず

時間は限られているという現実から目を背けたり、将来の自分の可能性をつぶさないように現実逃避しているのです。

このことによって「永遠に時間があるので今日頑張らなくてもいいだろう」「いつか理想の自分になれるはず」と大切なことを先送りにしてしまうのです。

なので、

  • 自分に残された時間は少ない
  • 時間的にも実力的にも自分の力には限りがある

このような現実を受け入れて、地に足をつけて前に進んでいかなければ結局何もできずに人生が終了してしまいます。

目を背けたいという気持ちも十分にわかりますが、自分の限界を認め、希望を捨て、自分の力で前に進んでいきましょう

人は人生の時間が限られていることや自分の限界から目を背けたい生き物

まとめ 時間をよりよく使っていこう!

いかがだったでしょうか。

自分に与えられた時間を自覚し、限られた時間のなかで何をやっていけばよいのか。

これを考え、行動に移せば、いまよりも充実した時間を過ごせるようになるでしょう。

今回は著者のおおまかな考えを中心に紹介し、「じゃあ、どうやれば限られた時間のなかでうまくやっていけるの?」というところまで踏み込めませんでした。

なので、本書の詳しい内容が知りたい人はぜひ手にとって読んでみてくださいね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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