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地に足をつけて生きろ!【要約・書評】

どうも、なおです。

みなさんは自己啓発って好きですか?

  • ポジティブシンキング
  • 成功者の激励の言葉
  • 本当の自分探し

私はできるだけ読書のジャンルに偏りがないようにいろんな本を読むようにしているため自己啓発本も読むのですが、

「ちょっとモーレツすぎるな~…」

と感じることがあります。

気分が落ちているときは励みになりますが、私自身、そこまで上昇志向が強くないため一歩引いてしまいます。

「自己啓発って実際のところどれだけ良いのだろうか?」と思っていたところに反自己啓発の本に出会ったので今回はそちらを紹介します。

自己啓発があんまり好きじゃないよって人におすすめですので気になった方はぜひ読んでみてくださいね。

少し極論だなと思ったポイントもあったのですがかなり説得力があり、おもしろかったです。

ということでさっそく見ていきましょう。

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本書のあらすじ・ポイント

本書のポイントは、現代では自己啓発など自分の成長を追い求め続けないければいけないという呪縛に苦しんでいる人が多いことです。

  • もっとパフォーマンスや生産性を上げなければ
  • もっと立派な人間にならなければ
  • もっと幸せにならなければ

現代社会を生きているとこのような圧力を感じる人が多いのではないでしょうか?

しかし著者はそんな波乱の波にのまれるよりもしっかりと根をおろして地に足をつけて現実的に生きたほうが良いのではないかと述べています。

そこで本書は加速が激しい現代の重圧から逃れる方法を7つのステップに分けて解説してくれています。

なお
なお
ふわっとした概念だけでなく、実際にどのような行動を取ればよいかまで落とし込んでいるので非常に説得力もあり、実践もしやすい本だと思います。

そこで今回は私が本書を読んで参考になったことをいくつか紹介していきます。

無限の成長を求めたら終わりがない

現代を生きる私たちには成長が求められていますが、いったいどこまで成長すればゴールなのでしょうか?

昔に比べてテクノロジーはかなり大きく発展し、物質的には豊かになりましたが昔の時代よりも幸福になったのでしょうか?

  • テクノロジーが発展しても労働時間は減っていないし、むしろに日本では長時間労働が問題になっている
  • 明確なゴールがないまま定年までずっと成長を求められ続ける
  • 仕事をやめてだらだら暮らしても世間からの目がきつすぎる

このように私たちは目に見えない世間の圧力によって、常に何らかの生産活動や成長が求められ続けます

いざひきこもり生活を楽しんだり、いい歳になっても成果が上がっていないとかなり冷たい目で見られます。

もちろん「ずっと右肩上がりのまま死んでいきたい」「昨日よりも成長することが楽しみ」という考えをもっている人もいます。

成長を楽しめるならそれはそれでよいのですが、私を含め世の中にはそうでない人もかなりいるので大変です。

なのでどこかのタイミングで一区切りをつけて生活を一変させるのもアリかもしれませんね。

成長し続けることに苦痛を感じる人は多い

自己啓発は視野をせまくする

自己啓発のよくきくフレーズといたしまして、

  • 自分の成長
  • 自分の未来の成功
  • 本当の自分の探し

このようなものがありますが、基本的に自分の内面に目を向けることがほとんどです。

自分と向き合うことも大切だとは思いますが、自分の内面ばかり見て、理想を追い求め続けると外の世界とのかかわりがなくなります

なお
なお
たしかに自分の内面の世界だけで物事を判断すると変な論理を考えだしたり自分がすべて正しいみたいな思考になりそうですね。

それにもし本当の自分が何も成し遂げていなくてどうしようもない人間だと気づいてしまったときには心を病んでしまいます。

なお
なお
ほんとうそんなことないのに自己啓発のせいで自分の愚かさに気づいてうつ病になっている人も多いのでは?と本書では書かれています。

まあ、ほとんどの人は成功者がよく言いがちな自分の使命や信念などもっておらず、空っぽな人生を送っているものなのでそこまで気にしなくても良いんですけどね…

自分自身を中心に考えると周りのかかわりが少なくなってしまう

利他的になったり、アート作品に触れてみよう!

外の世界を知るには自己本位的な生き方をするのではなく、利他的な感情をもって親切をしたり、アート作品などに触れると良いでしょう

本書ではとくに小説をおすすめしていましたが、哲学や科学、なんならマンガや映画でも自分の知らない世界を知ることは可能です。

いろんな人や作品や思想に出会い、その価値観や考え方、感性にふれることによって自分だけでなく相手のことも受け入れることができるなります。

自己啓発は自分が人生の中心にいるという考え方が前提になっているので、上記のような思考にもつことは難しいものです。

たくさんの角度で世の中を見ることによって世界は複雑であることを理解し、現実と向き合い地に足をつけて生きていくことができるのではないでしょうか。

積極的に外の世界とかかわりをもとう!

まとめ 自己啓発に疲れた人におすすめです

いかがだったでしょうか。

本書は現在流行りまくっている自己啓発ブームに待ったをかけた1冊でした。

地に足をつける生き方も自己啓発もどちらも一長一短があると思いますのでいろんな情報を参考にしつつ、自分なりに考えることがベストでしょう。

とはいえ自己啓発って嫌いなんだよねって人はおそらく本書の内容をかなり楽しめるかと思いますで気になった方はぜひ読んでみてください。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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