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こうして社員は、やる気を失っていく【要約・書評】

どうも、なおです。

職場で「なかなかモチベーションが上がらないな~」なんてことありませんか?

もしかするとその原因はあなた自身ではなくてあなたの職場に原因があるのかもしれません。

そこで今回は職場で社員がやる気を失ってしまう原因ややる気を高めるための方法を解説している本を紹介します。

あなたがチームリーダーや上司の場合、無意識に部下のやる気を削いでいる可能性もあるので要チェックですよ。

それではさっそく見ていきましょう。

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本のあらすじ・ポイント

本書のポイントは社員のモチベーションを高める前にまずはモチベーションを下げる要因を取り除こうよと述べているところです。

ほかの書籍はモチベーションという話題になるといかにモチベーションを高めるかという議論に終始していることがほとんどなんですよ。

なので、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、非常に重要な問題を指摘している1冊になります。

じゃあなんで私たち社員はやる気を失ってしまうの?ということになりますが、それは、

  • 上司や先輩などの人間関係
  • 会社の制度や待遇
  • 仕事のサポート

これらの影響がマイナスに働いてしまうことに原因があるのです。

つまり、組織や人が相手の気持ちを理解していないような態度や制度があることによってやる気を失ってしまうのです。

なお
なお
ひとつのわかりやすい例として、頑張りが上司にまったく認められなかったり、認められたとしても評価制度では昇進や昇給につながらなかったらモチベーションは下がります。

ということはですよ、それとは逆に、

  • 信頼関係を築いて理解し合い、助け合う
  • やる気を削いでしまうような組織の風土や文化を変える

このような行動が社員のモチベーションアップにつながるのです。

本書はやる気を失う原因を取り除くことだけではなく、もちろんやる気を高める方法までもしっかり解説してくれていますのでご安心ください。

それでは今回はやる気を失ってしまうパターンをいくつか紹介していきます。

やる気を失わせる上司の特徴

みなさんの職場の上司はいい人ですか?

憧れの存在だと思っている人もいれば、退職届をいまにでも叩きつけてやりたいと思っている人もいるでしょう。

この泥雲の差はいったい何なんでしょうか?

  • コミュニケーションがうまく取れない
  • 失敗を必要以上に責めたり、失敗を部下のせいにする
  • 自分のことが絶対だと思っている上司

このような上司を持つ部下は相当ストレスがたまっているはずです。

それについつい自分のほうが能力が高いからと言って1から10まで指示を出したりして部下の自主性を阻害するとやる気だけでなく成長も止めてしまいます。

いかに部下と向き合って、信頼し、正当な評価をするかが大切になってきますね。

そうすれば部下のやる気も上がりますし、進んで新しいことに挑戦してくれるようになると思います。

なお
なお
子どもや部下についつい口を出してしまう気持ちもわかりますが、ここはぐっと我慢して成長を見守りましょう。

部下の成長をねたまずに応援できる上司になりたいものですね。

やる気を失わせる組織の特徴

それでは次に組織が社員のモチベーションを下げてしまう要因について見ていきましょう。

本書であげられていることをいくつかピックアップしますと、

  • 協調性がなく、仕事を押し付け合っている
  • 理念などは口だけで言葉と行動が一致していない
  • 新しいことをしたがらない

組織全体に協調性やチャレンジ精神がないような文化ですと若者は逃げていきますよね。

年功者が仕事を他人に押し付けて責任を逃れたいことや保守的になりたい気持ちはわからなくもありません。

しかし、もうちょっと一人ひとりが自分のためだけでなく組織のために働いてほしいものです。

なお
なお
もちろんほかにも長時間労働や多様性の無さ、休みが取りにくいのもやる気が下がる原因になります。

なかなか若手からは組織を変えようと思っても現実的に難しいので経営者や管理職の人から声を上げてくださいというのが部下の本音です。

なので自分の組織を変えたいと本気思っているリーダーの方はぜひ本書を読んでください。

あなたの行動が組織全体を変えることにつながるはずです。

まとめ まずはマイナス要素を取り除こう!

いかがだったでしょうか。

本書のポイントである、やる気のマイナス要因を取り除くこと、つまりマイナスをゼロにすることはやる気以外にも有効です。

私たちはついつい先走ってプラスになることばかり始めてしまいますが最初のステップはマイナスをゼロにすることです。

それができてはじめてゼロからプラスにするアプローチも効果を発揮するようになるでしょう。

話を本書の内容に戻しますが、本書は特に部下や後輩を持つ人に読んでもらいたい一冊ですね。

逆にあなたに上司がいるなら本書をプレゼントしましょう(笑)。

ちょっとしたアプローチが全体を大きく変えることもありますので、本書の詳しい内容が気になった人はぜひ読んでみてくださいね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!