どうも、なおです。
今回紹介するのはマーケティングに関する本でお客がモノをつい買ってしまうような心理的な法則を解説しています。
もしあなたが営業や販売など何かを売るような仕事をしているのなら必見です。
そのような仕事をしていない人でも相手を説得させたり交渉する際に非常に使えるテクニックですのでぜひ気になった方は読んでみてください。
シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
著 ジョセフ・シュガーマン
監訳 佐藤昌弘
訳 石原薫
フォレスト出版
本の要約・ポイント
本書ではお客の心に働きかけ、心を動かし、商品の購入させることを心理的トリガー(引き金)と呼んでいます。
そこで本書では30の心理的トリガーを紹介しているのですが、今回はそのなかで私が重要だと思ったことを3つ紹介します。
- 商品の欠点も伝える
- 誠実さや正直さが最も大切
- 難しい言葉は使わない
それではこの3点についてひとつずつ見ていきましょう。
商品の欠点を伝える
みなさんは商品の販売をした経験はありませんか?
もしなければ想像していただきたいのですが、あなたは下記のどちらが売上アップにつながると思いますか?
- 商品の良いところばかりアピールする
- 商品の欠点や悪いところも説明する
一見すると悪いところをお客に話して何の得があるのかと思うかもしれません。
しかし、あえて商品の欠点を先に出すことでお客の信頼を勝ち取ることができるのです。
もちろん壊滅的な欠点があるのなら隠したり、そもそも製作段階に戻すべきですが、欠点を話した後に欠点の克服方法を伝えるとお客は次のように感じます。
- 欠点のことをそれほど気にしなくなる
- 包み隠さず全て教えてくれる人だと感じ、信頼してもらえる
反対に欠点を言わなかったり、セールストークの最後に説明すると、
- 購入後に欠点が発覚した時に商品や会社への信頼を失う
- 最後に欠点を聞くと、悪い印象が残ってしまう
なので欠点がある場合は包み隠さず、真っ先に伝えましょう。
そしてそのデメリットを克服する方法やそれを上回るメリットを伝えることによってお客は安心し、購入してくれるのです。
商品の欠点を真っ先に相手に伝えて信頼を勝ち取ろう!
誠実さや正直さが最も大切
欠点を隠さずにあえて伝えることによってお客の信頼を得られるように誠実さや正直さはかなり大切です。
本書でも正直さが30の心理的トリガーのなかで最も大切だと述べられています。
人間は基本的に賢いのでウソをついてもそのうち見破られます。
そうなると自分への信頼を失い、セールスは台無しになってしまいます。
しかし逆にいつも本当のことを話し、お客の力になりたいという思いがあればお客を味方にすることができるのです。
その場しのぎのウソはやがてバレてしまいます。
もし交渉やセールストークをする際に隠し事やウソをしていたらセールストークを改めて考え直したほうが良いのかもしれません。
短期的にはウソをついて利益をあげることはできると思いますが長期的には正直者のほうが報われると私は思います。
ウソやだましは短期的に利益を増やすことができても長期的にはうまくいかないことが多い
難しい言葉は使わない
あなたは専門用語をよく使うタイプですか?
もしそうであるなら少し専門用語の使用を控えたほうが良いかもしれません。
専門用語を流ちょうに話している人のことをカッコよく感じてしまうかもしれませんがお客からするとかなり迷惑です。
- 話している言葉の意味がよくわからなくなる
- そもそも何が言いたいのかわからない
このように難しい言葉を多用すると相手を困惑させてしまいます。
提案が複雑であればあるほどお客さんは考えることをやめてしまい帰ろうとしてしまいます。
なので、提案やセールスをするときはシンプルさを追求しましょう。
なのでセールストークや普段相手に送っている説明文を見直してみて、
- 難しい言葉はないか?
- 別になくても良い文章は削る
このようにしてよりシンプルな提案をできるように心がけてみましょう。
シンプルな提案が一番相手に響く
まとめ 販売の名著です
いかがだったでしょうか。
本書を読むことで相手の心の動かし方がわかります。
さらに本書はマーケティングの本ということもあってとてもおもしろく、読みやすいです。
まさに読者の心をつかんでいます。
基本的に著者のエピソードをもとに話が展開されているので読書が苦手な人でも簡単に読み進めることができるでしょう。
なのでぜひ気になった方は一度読んでみてくださいね。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!
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