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失敗の科学【要約・書評】マシュー・サイド

こんにちは!なおです。

今回紹介する本は失敗に関する本になります。

みなさんは失敗することが怖いですか?私は失敗することがとても怖いです。

しかし、本書を読めば、「失敗しても良いんだ」「失敗があるからこそ成長できるんだ」と思わせてくれる一冊でした。

それでは、どのような内容なのかさっそく見ていきましょう!

本記事は個人の書評・感想になります。詳しい内容が気になった方は本文をお読みください。

この本を読んでほしい人はこんな人

  • 失敗することが怖くて、なかなか新しいことに挑戦できない人
  • 失敗をダメなことだと思っている人
  • 自分の能力はあらかじめ決まっていると思っている人

この本を読んでできるようになること

  • 失敗を成長につなげることができる
  • 失敗することが怖くなくなり、新しいことにチャレンジできる
  • 失敗しても認め合える組織をつくることができる

本書の紹介

本書のポイントは、失敗を積極的にして、そこから学ぶことで成長することができるということです。

ほとんどの人が、自分に能力がないことを認めたくなかったり、上司に怒られることを恐れ、失敗を遠ざけています。

だからこそ、失敗をしてそこから学ぶことで、周りの人よりも成長することができると言います。

つまり、「たくさん失敗して、そこから学ぼう!」ということですね。

そうは言っても、ほとんどの人は「わかった、たくさん失敗するよ!」という風にはならないので、成長型のマインドセットを身につけたり、失敗を推奨する組織をつくることが大切だと述べています。

以上が本書の紹介になります。次に私の感想を紹介します。

私の感想

この本を読んで私が感じたことは、次の3つになります。

  1. 経営者や管理職の人におすすめ
  2. 失敗というより試行錯誤と考える
  3. やはり成長型マインドセットは大切

経営者や管理職の人におすすめ

私がこの本を読んで、一番に感じたことは、自分は失敗を良いことだと思っても、周りが失敗を許さなければ、変わることは難しいんじゃないかなと思いました。

どういうことかと言いますと、たとえ自分は失敗から学ぶようにしていても、毎回上司にこっぴどく怒られると、いつか心が折れると思います。

なので、私は一人ひとりが考え方を変えるというよりも、まずは組織の文化や考え方を変えたほうが良いと感じました

そういう考えもありまして、この本は、ある程度組織をコントロールできる管理職の人だったり、経営者の方に読んでほしい1冊です。

組織やチーム全体が変われば、「ここでは失敗して良いんだ!」「失敗は怖くない!」と思うようになり、積極的に挑戦できるようになると思います。

失敗というより試行錯誤と考える

次に内容に関して感じたことですが、成功は試行錯誤の繰り返しで起こるものであるというところに感銘を受けました。

たしかにそうですよね。もちろん一発で成功したら気持ち良いし、カッコいいんですけど、そのような事例ってかなり少数派なんですよね。

成功者はたくさんの努力や失敗を重ねて成功したのに、私たちは「手っ取り早く、成功だけしたい」と思ってしまいます

それで何かうまくいかないことがあると、再起不能なくらい落ちこんでしまいます。

そこが成功者と多くの人の考え方の違いなのだと感じました。

そこでうまくいかなかったときに、失敗したと思うより「この方法ではうまくいかないことがわかった。次はあの方法で試してみよう」と思う方が心へのダメージが少ないですし、すぐ次の行動に移せるので、良いですね。

私もこのブログを運営していると、さまざまな壁にぶつかります。「サイトを訪問してくれる人が全然増えない」とか「どうすればもっと見やすくなるんだろう」ということによく悩まされます。

そこで、「いまのままじゃいけないから、今回は見出しの書き方を変えてみよう」だったり、「文字数を少なくしてみよう」とたくさんのことをちょっとずつ試しています。

このように試行錯誤を繰り返すと、失敗して泥沼にはまったというよりは、迷路の中で行き止まりに行き着いただけだと感じるようになりました

行き止まりになってしまえば、一つ前に戻って、違う道を通れば良いのです

そう考えると、私の場合ですが、失敗を失敗だと思いにくくなり、うまくいかないことも受け入れることができるようになりました。

やはり成長型マインドセットは大切

試行錯誤という考え方も成長型のマインドセットの考え方の一つですが、結果ではなく、プロセスから得た学びや成長を大切にしたり、人はあらかじめ能力が決まっているものではなく、成長できるものだと考えることが成長型のマインドセットです。

この本でも、成長型のマインドセットの大切が強調されていたのですが、他の本でもこの考え方をよく見かけます。

いろんな人が言ってるので、「これは絶対大切なんだな~」と思うようになりました。

おわりに もう失敗は怖くない!

この本を読んでいくと、とりあえず1回失敗してみたいなと思うようになりました(笑)

実際に新しく失敗してみないと、失敗に対して、この本を読む前の気持ちと読んだ後の気持ちの変化を比べることができませんからね。

でも、このように考えれるようになっただけでも、失敗に強くなった気がします。

失敗の受け入れ態勢はバッチリです。

これからも試行錯誤を繰り返して、自己成長をし続けたいと思います。

それでは、また次回!