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営業はいらない【要約・書評】三戸政和

どうも、なおです。

営業職についている人は多く、どのようにしたら売り上げを上げれるのかを悩んでいる人はたくさんいるように思えます。

しかし、「営業はいらない」という言葉を聞いてどのように思いますか?

今回紹介するのは「営業はいらない」という衝撃的な本になります。

この本はこんな人におすすめです。

  • これからの営業職のあり方について知りたい
  • 営業職に未来があるのかを知りたい
  • 現役営業マンはどのようにビジネスをやっていけば良いのか心配

本書はこのような悩みを解決するヒントを与えてくれます。

それではさっそく見ていきましょう!

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本の紹介・要約

著者は「はじめに」で「10年後には営業という概念がなくなっていると確信している」という衝撃的な言葉でスタートしています。

それは大量生産、大量消費を掲げていた時代から本当に必要なモノやサービスだけが生き残る時代になるからだと考えているからです。

さらにテクノロジーも発展してきているので足で稼ぐといった昔ながらの営業は淘汰されていく方向にあります。

なお
なお
これからの営業スタイルはどのようになっていくんだろう…

そこで、今後営業職はどのような方向に進んでいくのか、そして現職の営業マンたちは今後どのようなポジションを確立していくべきかを解説しています。

また、この本を読むことで営業職をはじめとした時代の流れや今後の展望、どのような知識やスキルを学べば良いかを理解することができます。

なので、この本は営業職の方はもちろん、すべてのビジネスマンに読んでいただきたい一冊になります。

それでは次に私が本書を読んで感じたことを紹介します。

営業という概念が近い将来になくなりつつある

私たちはやみくもにお金を使わなくなった

まず、私が感じたことはたしかに大量消費の時代は終わってるということです。

私は現在20代前半で一応若者のくくりに入っています。

なので、若者を代表してこの場で言わせていただきますとブランド物やお金を稼ぐことに興味がある人はそこまで多くはないと思っております。

なお
なお
あくまでこれは個人の意見で、個人差はもちろんあります。

もちろんすべての人がそういうわけではないのですが、昔のような稼いで家や車を買うみたいなイメージはなくなっていますね。

ただ反対に、よく最近メディアで言われているような、環境に良いからとかフェアトレードの商品だから多少高くても買うみたいな人もあまり見かけませんね。

どちらかというと自分の好きなものだけにお金をかけているというイメージでしょうか。

なので、この商品を持っていると社会的に一人前みたいな考え方はなく、ただ自分の好きを求めているように感じます。

もしこのような流れになれば営業なんかしなくても欲しいものを個人が勝手に買いますし、それ以外のものを提案しても買わないでしょう。

なので、この商品を買った人におすすめみたいなレコメンドなどの広告の方が売り上げにつながるのではないかと思っております。

なお
なお
営業よりもマーケティングの方が重要になってくるのかな?

そう考えると営業職の方ってどうすれば良いのでしょうか。

自分が本当に買いたいものだけを買う傾向になっている

営業職の今後

本書では営業職の今後について次の3つをあげています。(p.140参照)

  1. セールステックを使いこなす
  2. セールステックを使いこなすチームの指揮官になる
  3. 営業職から離れ自ら戦略を立てられる新たな地位に就く

それぞれの具体的な内容やメリット・デメリットは本記事では省略させていただきますが、営業職を続けるならテクノロジーを使う側の人間になる必要がありますね。

なお
なお
イメージとしてはAIに支配されるのではなく、AIを使いこなす側の人間になれということです。

さらに営業職自体から離れるという選択肢も紹介されています。

ちなみに著者は3つ目を一番おすすめしている印象でした。

「それって具体的にどういうこと?」と感じた方はぜひ一度本書に目を通してみてください。

テクノロジーを使いこなせる人材になろう!

勉強することはやっぱり重要

最後に私が感じたことをもう一つ紹介します。

それは勉強することはやっぱり重要だということです。

当たり前と言われれば当たり前なのですがそれってみなさん本当にできていますか。

残業が多かったりして日々の自分の仕事に忙殺されていると自分の仕事以外の世界の状況がわからなくなってきます。

なので、そのまま突き進んでいると数年後自分の仕事が不要になってしまったということもありえます。

そうなっても柔軟に対応したり、事前に回避するためにはいろんな情報を常日頃から学ぶ必要があると思います。

なお
なお
本書を読むことも大変勉強になるのでおすすめです。

それに聞き飽きているかもしれないですが、激変の時代と言われていて、現代はとても変化が早くなっています。

コロナウイルスによってその傾向がさらに加速したようにも思えます。

そこについていけるか、淘汰されてしまうかはどれだけ柔軟性を高めてきたかによって明暗が分かれていたのかもしれません。

さすがにこの事態を予想することはできませんが、有事になったときにも対応できるような姿勢というのは問われていたかもしれないですよね。

一つのことを極めるのも素晴らしいことだと思いますが、それと他のことについて勉強をしないことは別の問題だと私は思います。

学び続けて変化に対応する準備をしておこう!

まとめ 焦らず慎重に変化しよう!

いかがだったでしょうか。

この記事を見てくださっている方で営業職の方も多いのではないでしょうか。

しかし、焦らず一度落ち着いてください。

現代のような営業スタイルは消えるかもしれませんが、営業で培ってきたスキルというのはおそらく今後も役に立ちます。

著者も「営業マインドがビジネスを行う上で、一番大切なことであると考えている」と述べています。(p.212)

なので、営業職がダメというのではなくて、そこで培ってきた自分の強みを活かしていくにはどうするかを考えてみたほうが良さそうです。

この機会をきっかけに自分のキャリア形成に何か良いことが1つでもあれば幸いです。

ということで、今回は以上になります。

それでは、また!