どうも、なおです。
現代ではビジネスなどにおいてたくさんの戦略が存在していますが、どのような戦略が良い戦略なのか知っていますか?
そこで戦略のプロが語る、最適な戦略の立て方や特徴を紹介します。
良い戦略、悪い戦略
著 リチャード・P・ルメルト
訳 村井章子
日本経済新聞出版社
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- 目標と戦略の違いって何だろう?
- どうすれば良い戦略を作れるのか?
本書はこのような疑問を持った人にとても役立ちます。
- せっかく戦略を作ったのに全然うまくいかない…
- チームをうまく動かせなくて悩んでいる
このように悩んでいる方も多いでしょう。
なぜなら戦略1つで結果は大きく変わってしまうものだからです。
しかし、安心してください。
本書を読めば、あなたも最適な戦略を作れるようになり、いまよりも成果を出せるようになるでしょう。
それではどのような良い戦略なのか、さっそく見ていきましょう。
本の紹介・要約
本書は良い戦略と悪い戦略を分析し、それぞれの共通点を見つけだして良い戦略を立てる方法を紹介しています。
そこで、私が大切なポイントだと思ったのは次の3つになります。
- 悪い戦略が多すぎる
- 戦略の基本は相手の短所にこちらの長所を全力でぶつけること
- 状況を分析したうえで方針を作り、一貫した行動を取ること
本書を読めば何が良い戦略で何が悪い戦略なのかが一目瞭然となります。
自分で戦略を立てるときに参考にしても良いですし、自分の会社の戦略が合っているのかどうかもわかります。
「自分は悪い戦略を立てている…」
このように思った人も安心してください。
世の中を見渡してみるとほとんどが悪い戦略であることがわかります。
それではなぜ悪い戦略がここまではびこっているのでしょうか。
本書を読むと良い戦略と悪い戦略の特徴がわかります!
悪い戦略が多すぎる
悪い戦略が多い理由は、戦略とは何かをわかっていない人が多いからです。
そもそも目標と戦略の違いは何なのでしょうか。
目標とは今後どうありたいのか、そして戦略はその目標を達成するためにどうすれば良いのか具体的な行動を示さなければいけません。
しかし、よくみなさんの戦略を見てみると、目標と戦略をはき違えているのです。
「私たちの戦略は新規事業の売上を1000万円増やすことです」
「経費を削減して、その分設備投資に回しましょう」
これではただの願望であり、実際にどうすれば達成できるかがわかりません。
なので、売上を伸ばすために、コストカットをするために具体的に何をすればよいのかまで考える必要があるのです。
ここでのポイントは、
- 単純明快でわかりやすいか
- 行動に結び付けれるのか
- 達成可能なものなのか
これらを吟味しなければいけません。
従業員が理解できなかったり、実行できなければ意味がないですからね。
たったこの3つをクリアするだけでもかなり良い戦略になると思います。
あなたの戦略はどうですか?
戦略は誰にでも理解できて実行できるものでないくてはならない
相手の弱点にこちらの強みを全力でぶつける
では、具体的な戦略の方針としてどのようなものが良いのでしょうか。
戦略の基本は相手の弱点にこちらの強みを全力でぶつけることです。
そのためには相手の弱み、ビジネスでは誰も手をつけれないけど自分たちにはできることを見つける必要があります。
さらにここでのポイントは中途半端に取り組むのではなく、全力で取り組むことです。
ですが、本当にできているでしょうか。
既存の事業があるからリソースをあまり割けなかったり、いろんなことを同時並行で行っている…
これではせっかくの良い戦略も中途半端に終わってしまいます。
なので、一点集中でやり抜く必要があるのですが、その分大きなリスクもついてきます。
大学受験でもいろんな大学の過去問を解いて滑り止めを作っておくより、第一志望校の過去問に集中したほうが第一志望校には受かりやすいでしょう。
しかし、このようなリスクを取れるか取れないかが成功できるかどうか大きく左右するのです。
もちろん分散しても成功することはありますが、一点集中の方が成功の確率は高いことは明らかでしょう。
とはいえ、誰も手をつけていない市場と自分の強みがマッチしていれば良いのですがなかなか難しいところではありますね。
誰も手をつけていない分野で自分の強みを最大限に発揮しよう!
状況を分析し、それに一貫した行動を取る
それでは最後に戦略の核となる3つの要素を紹介します。
著者はこのことをカーネル戦略と呼んでいます。
カーネル戦略の3つの特徴は、
- 課題の診断
- 課題に取り組む基本方針
- 基本方針に基づいた一貫した行動
になります。
良い戦略はこの3つをすべて満たしていることが多いのです。
私たちの多くはなんとなく基本方針だけを示しがちですが、ちゃんと状況を分析をしたうえで課題を判明させ、それを解決するための行動までしないといけないのです。
この3つの要素と最初に説明した戦略のわかりやすさを満たすことができれば、あなたやチームの実力は格段に上がるはずです。
ただ、現代社会は複雑で課題をすぐに解明することは難しいことが多いです。
ですから何度も仮説を立てて、実行するというような試行錯誤も大切ですね。
- 課題を分析し、基本方針を立てて、基本方針に基づく一貫した行動が大切です。
- ただ、課題の分析は難しいため、試行錯誤を重ねよう!
まとめ これであなたも戦略家になれる!
いかがだったでしょうか。
良い戦略はシンプルでわかりやすく、課題解決に基づいた行動が取れるようなものでなくてはいけません。
私たちはつい曖昧な目標を戦略と混同して、動けなくなってしまいます。
なので、良い戦略を立てて、パフォーマンスを最大限に出せるようになってくださいね。
ぜひ、本書の詳しい内容が気になった方は一読してみてください。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!
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