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ブルー・オーシャン戦略【要約・書評】競争のない世界を創造する

どうも、なおです。

みなさんはブルーオーシャンという言葉を聞いたことはありますか?

日本語訳をすると青い海ですが、ビジネスの世界では競争のない市場という意味で使われています。

そしてこのブルーオーシャンこそが近年のビジネスのトレンドであり、多くの成功を遂げた企業はブルーオーシャン戦略を採用しているのです。

それではブルーオーシャン戦略とは何なのか、さっそく見ていきましょう。

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本の要約・ポイント

本書のポイントは次の3点になります。

  1. ブルーオーシャン戦略は新規市場を創造し、競争を無意味にする
  2. ブルーオーシャンを開拓する必要性は高まっている
  3. ブルーオーシャン戦略の特徴

それではこの3点についてもう少し深堀りしていきます。

ブルーオーシャン戦略は新規市場を創造し、競争を無意味にする

そもそもブルーオーシャン戦略とはどのようなものなのでしょうか。

ブルーオーシャン戦略とは

これまで存在しなかった新しい市場を生み出し、新事業を展開していく戦略

つまり、企業はこれまでになかった需要を掘り起こす戦略なのです。

ブルーオーシャン戦略とは反対の言葉でレッドオーシャン戦略というものがあります。

レッドオーシャンとは既存の市場で多くのライバルとしのぎを削って市場のパイを取り合う戦略です。

なお
なお
ライバルと熾烈な争いをするので、その市場は赤い血潮に染まっていくのです。

レッドオーシャンはすでに存在しているので、多くの企業が簡単に参入できますが、その分競争も激しくなります。

反対にブルーオーシャンは敵がいない代わりに市場をゼロから作り出さなければいけないという問題があります。

みんなと競争するか自分しかいない新しい世界で勝負するかの戦略ですが、近年では新しい市場を創造するブルーオーシャン戦略の必要性が高まっています

では、なぜブルーオーシャン戦略の必要性が高まっているのかを次に見ていきましょう。

ブルーオーシャン戦略とはこれまでになかった需要を開拓していく戦略

ブルーオーシャンを開拓する必要性が高まっている

テクノロジーが発展している現代ではレッドオーシャンよりもブルーオーシャンが重要視されています。

なぜなら、テクノロジーにより生産性が高まり、多種多様な商品やサービスがあふれかえるようになったからです。

なお
なお
つまり、商品の供給が私たちの需要を上回っているのです。

さらにグローバル化により製品や価格の情報が簡単に手に入ったり、海外製品で価格負けをしてしまうなどグローバルに競争が激化してます。

なので、レッドオーシャンで戦うことは従来よりもハードモードになっていることがわかります。

それに日本をはじめとした先進国では人口減少の傾向にあるので需要も今後減少していくことでしょう。

このような理由から既存の市場で戦うレッドオーシャン戦略よりも新たな需要を掘り起こすブルーオーシャン戦略が重視されているのです。

ちなみにブルーオーシャン戦略で成功した身近な企業もたくさんあります。

  • メルカリ
  • Airbnb(エアビーアンドビー)
  • QBハウス

メルカリは中古販売店を通さずに直接お客さん同士の売買をつなげたサービスで、Airbnbは建物を自社で保有せずに民泊を利用をしたサービスです。

QBハウスは1000円カットで有名ですね。

このように成功した多くの企業はブルーオーシャン戦略を取り入れています。

それでは最後にブルーオーシャン戦略の特徴についてもう少し詳しく見ていきましょう。

テクノロジーの発展やグローバル化によりレッドオーシャン市場はさらに競争が激化している

ブルーオーシャン戦略の基本的な特徴

本書で説明されているブルーオーシャン戦略の特徴は次のようになります。

  1. 競争のない市場を創り出す
  2. 競争を無意味なものにする
  3. 新しい需要を掘り起こす
  4. 価値を高めながらコストを押し下げる
  5. 差別化と低コストの両方を追求する

①~③までは先ほど紹介しましたのでここではコストについて解説します。

レッドオーシャンの市場では競争が激しいということで単純な値下げ戦略をおこなうことが多いです。

しかしブルーオーシャン戦略ではコストを下げながらも商品の価値を高めていきます。

なお
なお
差別化と低コストを両方とも重視するのでブランド価値で値上げして差別化なんてこともしません。

先ほど紹介したメルカリでは中古屋さんという仲介業者を挟まないことで買い取り価格は高く、販売価格は低く販売することが可能になっています。

Airbnbをはじめとしたシェアリングエコノミーも企業はモノを所有しないことで低コストで価値を提供することができます。

QBハウスはサービスをカットだけに絞り、時短と低価格を実現しています。

なお
なお
たしかにブルーオーシャン戦略で成功した企業も実際に上記の5つの条件を満たしていますね。

ぜひあなたのビジネスにもブルーオーシャン戦略を取り入れてみませんか。

実際の分析ツールやフレームワークは本書でしっかりと解説されているので気になった方はぜひ読んでみてください。

ブルーオーシャン戦略は低コストでありながらも高い価値を提供することが大切

まとめ ブルーオーシャン戦略をあなたのビジネスにも取り入れよう!

いかがでしょうか。

ブルーオーシャン戦略の基本的な特徴やブルーオーシャン戦略を取り入れる必要性を理解できたのではないでしょうか。

テクノロジーの発展やグローバル化により、レッドオーシャンはかなり激化しているのでこの機会にぜひブルーオーシャン戦略を取り入れてみませんか。

ぜひ具体的な内容が気になりましたら一度読んでみてください。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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