コトラーのマーケティング4.0【要約・書評】

どうも、なおです。

スマートフォンが普及した現在、マーケティングのあり方は激変しています。

そこで今回はマーケティングの神様と称されるフィリップ・コトラー先生が書いた、デジタル社会の新マーケティング戦略を紹介します。

新時代のマーケティング戦略を知りたい方やSNSなどを用いたマーケティングを自分のビジネスに取り入れたい方におすすめの1冊です。

本の要約・ポイント

マーケティングは時代の変化やテクノロジーの発展によって変化しており、デジタル時代のマーケティングでは顧客の自己実現がポイントになります。

そしてマーケティング4.0とは企業と顧客のオンライン交流とオフライン交流を一体化させるアプローチです。

またデジタル化時代のマーケティングのことを4.0と本書では読んでいますが、もちろん1.0～3.0も存在します。

そして本書ではこれらのことを踏まえたうえでマーケティングの新しいフレームワークやマーケティング戦術を解説しています。

マーケティングのトレンド

デジタル化の時代は権力が縦の構造から横の構造にシフトしてます。

つまり従来は企業にパワーがあったのですが、現代では顧客にパワーがシフトしているのです。

なので企業からだけではなく、顧客からもイノベーションが起きる時代になりました。

したがってマーケティングは、

そして店舗販売のみだった従来のオフラインの販売スタイルやネットショップのみのオンラインの販売スタイルのどちらかだけでは不十分で、

これが他社を差別化するマーケティングになります。

顧客の推奨活動がブランド力を高める

従来の広告ではチラシやテレビに打ち出したり、口コミも家族や友達など狭い範囲にしか広まりませんでした。

しかしデジタル化時代ではインターネット上に広告も打つことができますし、顧客がSNSなどで評価を拡散してくれるようになりました。

そしてこの顧客の拡散の大きなメリットは次の３つになります。

SNSを見れば商品のレビューを簡単にチェックできますし、顧客の拡散には時間や金銭的コストがかからずに勝手にやってくれます。

さらに販売員のセールストークよりも顧客の声の方が評価に中立性があるので説得力もあります。

これらの理由からデジタル化時代のマーケティングでは顧客の推奨がキーポイントになるのです。

新しい情報にはアンテナを張ろう

本書を読み進めていると、新しいテクノロジーには積極的にふれていかなければいけないと感じさせられます。

マーケティング4.0はスマートフォンがあってこそ成り立つものです。

なのでそもそもスマートフォンを使いこなすことができなければ本書のマーケティング戦略はまったく理解できないでしょう。

マーケティングだけでなくビジネスをするうえで新しい技術には常に目を光らせておかなければいけません。

そこで「ふ～ん、そんな技術もあるのか～」と感じるだけでなく自分で体験してみることが大切です。

このような習慣を身につけておかないとすぐに時代に追いつけなくなり、取り残されてしまうので常に情報のアンテナを張っておきましょう。

まとめ　新時代のマーケティングの教科書です

いかがだったでしょうか。

本書を読むことでデジタル化時代のマーケティング戦略がわかり、本記事では紹介しきれませんでしたが具体的な手順まで理解することができます。

顧客とつながることがポイントなのでいま以上に顧客を大切にする必要がありますね。

マーケティング部門で働いている方や現代のマーケティングに興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！