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さらば、神よ【要約・書評】リチャード・ドーキンス

どうも、なおです。

神様と科学のどちらを信じているかという議論をたまに耳にすることがあるのですが、あなたは神様を信じていますか?

そこで今回は神への盲信をやめ、科学的に考え、生きることの大切さを説いている1冊を紹介します。

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本の要約・ポイント

本書では著者がさまざまな神話や宗教の話の矛盾点を指摘することから始まります。

また、自然の生き物の成り立ちなど神が創造したとされるものを科学は時間をかけてゆっくりと神が創ったものではなく進化によって生まれたものであることが明らかにされました。

このようなことをはじめとして科学は人間を大きく成長させてきたのです。

そこで著者は現実でわからないことを神のおこないだと考えずに、科学で明らかにしていくべきだと述べています。

そして私たち読者に神様を頼るだけの生き方を卒業し、科学的に生きることを勧めているのです。

以上が簡単な本書の概要になります。

生物も神様がデザインしたわけではない

私たち人間も同様、生物は神様にデザインされたものではありません。

とはいえ、私たち人間についてもつぎのようなたくさんの疑問が浮かびます。

  • なんで私たちだけは話せるの?
  • なんで二足歩行なの?
  • そもそもなんで目って2個ついてるの?

それに他の生物も多種多様で空を飛べたり、周りの風景の色にとけこんだり、植物なのに虫を食べる生き物もいたりと驚きの性能をもった生き物もたくさんいます。

たまたまそのような生物が生まれたとは考えにくく、絶対的な神様が私たちをデザインしたと信じても無理のないことだと思います。

しかし、私たちをはじめすべての生き物は誰かがデザインしたわけではなく、進化の過程によって生まれたのです。

例として鳥をあげましょう。

鳥に限らず私たちはもともと共通の祖先がいてそこから長い時間をかけてさまざまな種へと進化していきました。

なので鳥もいまの姿になる以前は飛べない別の種だったことでしょう。

そして進化を時系列で並べてみると次のようになります。

  1. 少数の鳥たちが変異を起こして空を飛べるようになった
  2. 飛べるほうがたくさんのエサを探せたり、敵からも逃げやすくなった
  3. 飛べる鳥が生き残り、飛べない鳥はいなくなってしまった
  4. 飛べる鳥だけで子孫を残すようになるので飛べる鳥だけが存在するようになる

この過程が進化のなのです。

なので最初から飛べる生き物なんて存在せず、たまたま飛べる鳥が生き残って繁栄したのです。

なお
なお
これはみなさんお馴染みのダーウィンが説いた進化論です。

そもそもの宇宙の始まりや生命の始まり自体はまだ謎に包まれているのですが、生物の進化や多様性について科学で説明できるようになっています。

生物の進化まで科学で解明できているので、やはり科学は偉大と言わざるを得ませんね。

神のデザインとさせていた生物さえも進化論という科学で説明できるようになった

科学は神の創造物を解き明かす

本書を読んで私は、科学とは神様が創ったものをどのように作るのかを解き明かす手段なのだと感じました。

昔は疫病が蔓延することを神の祟りだといったり、自然災害についても神様がやったことにして、怒りを鎮めてもらうために生贄を捧げたり、お祈りをしていました。

しかし現在はどうでしょう?

  • ウイルスや細菌の発見により病気を対策できるようになった
  • 地震や噴火、台風などの発生メカニズムを解明し、迅速な避難や準備ができるようになった
  • 科学の発展によりさまざな製品が生まれた

上記のようなことはわからないことは神様がやったと決めつけていては絶対に成し遂げることができなかったです。

なので神様を信じていても精神的には救われることもあるかもしれませんが、生活を豊かにするうえでは重い足かせになるのです。

なお
なお
テクノロジーが発展した現在ではなおさら科学が重要になってきますね。

おそらく大昔の人たちが私たちの使っている技術を見れば神の所業だと感じるでしょう。

  • スイッチを押すと電気がつく
  • 蛇口をひねると無限に水が出てくる
  • 飛行機が空を飛んでいる

しかしいまの私たちはこれらのことを神の仕業だなんて考えません。

なぜなら科学の力を知っているからです。

なお
なお
いまわかっていないことも将来どんどん明らかになっていくでしょう。それは神を信じたからではなく科学でゆっくりと謎を解き明かしていくからです。

この世のすべてが明らかになったとき、私たちは神に近しい存在になっているでしょう。

そう考えると科学は神になるための手段なのかもしれませんね。

神ではなく科学によって私たちの生活は豊かになった

まとめ あなたも科学的に生きてみよう!

いかがだったでしょうか。

科学のおかげで私たちの生活は発展し、さまざまな謎を解明してきました。

今後も世界の謎が少しずつ解き明かされていくでしょう。

しかし神にすがると考え行動することをやめてしまい、成長することができなくなります。

神様に頼って神様にコントロールされるよりかは科学の力であらゆる事象を自分たちでコントロールできるようになったほうが生活は豊かになります。

なのであなたも神様の救いだけを信じずに科学の力を使って自分の人生を切り開いてみませんか?

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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