身銭を切れ【要約・書評】ナシーム・ニコラス・タレブ

どうも、なおです。

このような悩みを持っている方はいませんか？

もしかしたらそれは身銭を切っていないからかもしれません。

そこで今回は身銭を切る、つまりリスクを取ることの大切さを学べる1冊を紹介します。

本の要約・ポイント

本書では「身銭を切る」ことを次のように定義しています。

損害の一部を背負い、何かがうまくいかなかった場合に相応のペナルティを支払う

身銭を切れ p.20

本書では身銭を切ることこそが結果的に大きなリターンを生み出すと述べられているのです。

たとえば恋愛において、振られることを恐れて行動できない人はいつまでたっても恋は実らないでしょう。

そこで振られてしまうというリスクを背負って想いを伝えた人だけが恋人を作ることができるのです。

これが身銭を切ることなのです。

そして著者は身銭を切らなければ何も得ることができないので身銭を切りましょうということを本書の内容になります。

身銭を切ることで覚悟ができる

身銭を切ることで自分の行動力も上がります。

たとえばテストで80点取らなければ罰金が発生すると言われると何もペナルティがないときに比べて本気で勉強をすると思います。

なので、身銭を切ってリスクを取ることは自分のパフォーマンスも高めることができるのです。

私たちはついついリスクを避けたり、リスクを恐れたりしてしまいますが、リスクを取ることこそが成功に近づく一番の近道なのかもしれません。

リスクを避けても現状維持になるだけなので大きな成功は見込めないでしょう。

そうは言ってもすぐに大きなリスクを背負うことには抵抗があると思います。

そこで日常生活で小さな身銭を切ってみることをおすすめします。

仕事で自分なりにペナルティをつけてみたりすると普段よりも自分を追い込めるようになるでしょう。

また周りの人に公言すると達成できなかったときに自分のプライドを傷つけることになるのでプライドの高い人にはおすすめの方法です。

このように小さな身銭を切る習慣をつけておくと、徐々にリスクを取れるようになってくるのではないでしょうか。

しかし、ハイリスクローリターンなことは避けたほうが良いと思いますのでご注意を！

身銭を切っていない人の言うことは聞くべきではない

身銭を切ることで大きなリターンが得られる可能性があることはわかりましたが、ひとつ注意点があります。それは、

つまり、行動が伴っていない口だけの人間の話は聞く必要がないということです。

投資の話でよくメディアなどで「次はこの株が上がる！」と言っている人を見かけます。

ここで大切なのはその人がその株を買っているかを確認することです。

もし買っていないのならあまり信じないほうがいいでしょう。

よく投資では格言のように言われていますが、

このアドバイスが一番信頼性がありますね。

そう考えるとメディアに出てくる専門家やコメンテーターの話も注意が必要です。

多くの専門家はちゃんとしていると思いますが、一部の悪質な専門家は根拠のないことを言って国民を混乱させたりします。

なので、身銭を切っていない専門家の話を聞くときも注意が必要です。

まとめ　身銭を切ることこそが生きる本質

いかがだったでしょうか。

身銭を切らなければ私たちは何も成し遂げることができないことがわかりました。

さらに身銭を切らず適当なことを言ってお金をもらっている専門もこの世には存在しているので注意が必要です。

私たちはリスクを取ることが苦手ですが、おそらくリスクを取らなければ大きな成功をすることはできないことを知っているはずです。

なので自分の殻を破り、少しずつ身銭を切った人生を歩んでいきましょう。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！