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科学的な適職【要約・書評】鈴木裕

どうも、なおです。

みなさんは仕事において何を大切にしていますか?

お金だったり、人間関係、やりがいであったりと人それぞれだと思います。

そこで今回は私たちが幸せに仕事をするために必要な要素を科学的に解説している1冊を紹介します。

転職中でない人もいまの職場を見つめなおすきっかけになると思いますので是非読んでみてください。

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本の要約・ポイント

私が本書を読んで大切だと感じたことは次の3点になります。

  • 適職選びのゴールは自分が幸せになること
  • お金や好きを仕事にしないほうが良い
  • 自由さや人間関係が幸福のカギを握る

それではこの3点について1つずつ深堀していきます。

適職選びのゴールは自分が幸せになること

近年は大転職時代ともいわれ、転職が当たり前になりつつあるので、転職を考えたり、実際に転職をしている人も多いかと思います。

そこであなたは転職に何を求めてますか?

  • お金
  • 労働時間
  • ワークライフバランス
  • 人間関係
  • 職種や業界

このようにたくさんの要素があるわけですが、共通して言えることは仕事を通して幸せになりたいということです。

ですが私たちは転職をする際に幸せになることよりも上記の要素をはじめとして、何らかの要素に固執してしまいます。

  • 求人票の給料欄ばかりを見てしまう。
  • 前職は残業が多かったので残業時間ばかり気にしてしまう。
  • とにかく職種や業界にこだわりすぎてしまう。

もちろんどの要素も良いことに越したことはないのですが、こだわりすぎてしまうと転職の本質を見失ってしまいます。

なので、ひとつのことにこだわって仕事を探すよりもさまざまな要素を吟味して視野を広げることが幸せな職場選びでは大切になってくるのです。

なお
なお
給料ばかりを求めている人でももしかしたら他にも仕事を通して幸せになれる要因があるかもしれません。考えるだけなら費用もかからないので一度じっくり考えてみたほうが良いのかもしれませんね。

幸せに働ける環境を目指すことで仕事を選びの選択肢が増え、結果的により良い仕事に出会える可能性が高くなるのでしょう。

私たちはお金やワークライフバランスなど一つの項目を重要視するため、仕事選びの幅を狭くしている可能性がある

お金や好きを仕事にしないほうが良い

よく給料か自分のやりたい仕事のどちらにするべきかという議論があります。

しかし、本書ではお金も好きな仕事のどちらも良くないと説明されています。

どういうことなのか一つずつ見ていきます。

年収は一定ラインを超えると幸福度が上がりにくくなる

まずお金についてですが、本書では次のように述べられています。

  • 年収400万~500万円まで上がると年収が増えても幸福を感じにくくなる
  • お金を追い求めても切りがない
  • 年収が上がっても幸福度は一時的にしか上がらない

基本的に年収が400万円もあれば最低限の生活は難なくできるので、それ以上増えてもあまり幸福度は高まらないみたいです。

なお
なお
おそらく家庭をもっていたら世帯年収800万円で幸福度の伸びが低くなると思います。

それに年収を追い求めすぎても切りがありません。

年収1000万円の人は2000万、5000万円の人は年収1億円を求めるように無限に収入を増やしたいという欲望はおさまらないのです。

また、宝くじで一発当てた人が一時的にしか幸福になれないのと同じで、年収が500万から800万円になったとしてもやがて年収800万円の生活が当たり前になるのですぐに慣れてしまいます。

なお
なお
生活が厳しい状態なら給料UPも大切ですが、生活に不自由がないくらいならそれ以上お金を求めても幸せになりにくいみたいですね!

お金は一定ラインを超えると幸福度にはあまり関係しなくなる

好きを仕事にしない

好きを仕事にするべきだと言う人はテレビやメディア、周りの人を見渡せばたくさんいるように思えます。

しかし好きなことを仕事にすると入社後にギャップを感じてしまうのです。

たとえば教師にあこがれているとします。

生徒を教えることにやりがいを感じると思うのですが、生徒を指導することだけが教師の仕事ではありません。

  • 雑務がめちゃくちゃ多い
  • 授業の準備がすごくたいへん
  • モンスターペアレントの対応

このように理想とした姿以外にも大量にやりたくない仕事もついてくるので好きを追い求めても本当の理想にはなかなかたどり着けないのです。

そこで本書でははじめから好きな仕事に就くよりも仕事をしているうちに仕事を好きになっているほうが幸せになれると述べています。

なのである程度仕事は仕事と割り切って働くほうが良いのかもしませんね。

理想を追い求めすぎと完璧な仕事に出会えなくなるので注意が必要

自由さや人間関係が幸福のカギを握る

給料や好きな仕事選ぶのよくないと聞かれて、次のように感じた方も多いかもしれません。

「じゃあ何を基準にすれば良いんだよ!」

本書ではたくさんの要因を解説していましたが私が大切に感じたことは自由さと人間関係です。

自由さとは裁量のことでいかに自分が業務の進め方などをコントロールできるか、そして人間関係はどれだけ似ている人がいたり仲が良い人が職場にいるのか大切になってきます。

上司にいちいちきめ細かく指示されるのはうんざりですし、仲が悪く雰囲気の職場になんて行きたくもありません。

それにいじめられるなんてことになったら最悪です。

本書でも不自由な職場たばこを吸うよりも体に悪いと述べられていたり、友人が3人以上職場にいればモチベーションが700%も上がるという研究を紹介しています。

なお
なお
友達がいる職場にいったり縁故で就職するのが一番良いのでは?と思ってしまいました。

たしかに学校も仲の良い友達がいたからこそ10年以上も学び続けることができたのでやはり人間関係は大切だと思います。

ですが、自由さは事前にある程度把握できるものの人間は入社してみないとわからないのでそこは難しいのかなと思います。

改めてコネクションの大切さを痛感しました。

もし現在の職場でマイクロマネジメントがひどかったり、人間関係が良くない場合は逃げたほうが良い合図なのかもしれませんね。

仕事をどれだけコントロールできるか、人間関係は自分に合っているのかは絶対にチェックしよう!

まとめ 転職で精神的豊かさを勝ち取ろう!

いかがだったでしょうか。

仕事選びや転職には人生がかかっていると言っても過言ではないのでどうしても一歩を踏み出せなかったり慎重になってしまいます。

ですがそれは絶対に失敗したくないという想いによるものです。

なので事前にしっかりと仕事選びの知識を身に着け、選択肢を広げる必要があります。

本書は幸福になれる要素や不幸になる要素、そして自分にあった仕事を選ぶのに非常に参考になるので是非気になった方は一度読んでみてください。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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