サイコロジー・オブ・マネー【要約・書評】

どうも、なおです。

最近の投資ブームで新しく投資を始めた人も多いのではないでしょうか。

そこでたくさんのお金の本が出版されるなか、私たちに非常に役に立つ本を読んだので今回はそれを紹介します。

本のタイトルは「サイコロジー・オブ・マネー」でお金とうまく付き合うためのマインドセットに関する内容になります。

本書は日本以外にも40か国以上で刊行させているということで世界中で注目を集めている1冊です。

本の要約・ポイント

本書のポイントはお金とうまく付き合うには、知識よりも行動が大切だということです。

その理由として本書では次のように述べられています。

そこでお金に対する振る舞いを変えるために「サイコロジー・オブ・マネー（お金の心理学）」を学ぶ必要があるのです。

本書ではサイコロジー・オブ・マネーを20の章に分けられていて、本書を読めばお金の価値観が変わること間違いなしです。

私自身も大変勉強になりました。

そこで私が本書から学んだことをいくつか紹介していきます。

お金に対する問題は人によって違う

サイコロジー・オブ・マネーの前提条件はお金に対する問題は人によって違うということです。

私たちの多くはお金持ちになりたいと考えていますが、

上記のような価値観は人それぞれです。

ここで大切なのは、自分と価値観が合わない考え方にはそこまで参考にする必要がないということです。

株式の資産運用で例えてみましょう。

株式投資の投資スタイルは大きく分けて2つに分けられます。

最近投資を始めた人の多くは積み立てNISAなどでインデックス投資をしているのではないでしょうか。

インデックス投資をしている人にとって大切なのは数十年後の経済が良くなっているかどうかであり、明日の株価ではないのです。

反対にアクティブ運用をしている人は今日や明日の株価が最重要です。

なので、インデックス投資をしている人は短期売買をしている人の影響を受けないほうが良いですし、短期売買している人は数年後の予想なんてどうでもいいのです。

そこでお金のマインドセットとして大切なことは、人と比較しないことです。

このことを念頭に入れておくと本書の内容が頭に入ってきやすいと思います。

お金の使い方や価値観に正解はないので変に他人に影響されず、自分らしいスタイルを確立することが重要ですね。

目的のない貯蓄が人生を豊かにする

私が本書を読んで一番勉強になったことは、目的のない貯蓄は人生を豊かにすることです。

一般的なお金の本では「目的を持って貯蓄しましょう」と書かれているものがほとんどです。

なので、お金を貯めること自体が趣味になっている人やお金を持っているのにうまく使えていない人は残念な目で見られてしまう傾向にあります。

しかし、本書では使い道のない貯蓄にも意味があると述べられているのです。

なぜなら人生の選択肢が広がるからです。

お金をたくさん持っていると、

つまりお金をもっていると人生の選択肢や柔軟性が高まるのです。

近年はテクノロジーが発展してどんどん仕事や生活が変わってくるのでよりいっそう柔軟性が求められます。

貯蓄があることで自分を見つめなおし、新しい挑戦にチャレンジする機会をつくりだすことができます。

私も節約が好きで、特に使う理由もないのにお金をためてしまう癖があり、直したいと思っていましたが本書を読んで自信がつきました。

毎日コツコツと貯金をしたからといって、すぐに人生が大きく変わるわけではありません。

しかし未来の自分への投資ということでこれからもボチボチ貯蓄に励むことができそうです。

まとめ　お金に困らないマインドセットを身につけよう！

いかがだったでしょうか。

本書は他にも多くのマネー本を読んでいる人にとっても非常に参考になる1冊です。

お金のマインドセットに深く踏み込んでいる本は少ないのでそれなりに新鮮さを味わえると思います。

20もの章がありますが1つか2つ実践するだけも人生が豊かになるかもしれません。

知識よりも行動ということを意識してこれからも自分だけの資産形成をおこなっていきましょう。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！