どうも、なおです。
私のブログではビジネス書などを中心に紹介しており、エッセイや小説などをまったく紹介してきませんでした。
しかし、今回、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」という本が非常におもしろかったので、その感想を書いていきます。
もう少し、昔からビジネス書以外も紹介しておけばよかったなと思い今日この頃です。
ということでさっそく見ていきましょう。
ご冗談でしょう、ファインマンさん
著 リチャード・P・ファインマン
訳 大貫昌子
岩波現代文庫
本の概要
本書は一言で申し上げますとファインマンさんの回顧録になります。
「ってか、ファインマンって誰なんや?」
ということでまずはファインマンさんのご紹介を軽くさせていただきます。
ファインマンさんはノーベル賞も取っている物理学者で、第二次世界大戦で原爆をつくったマンハッタン計画にも参加した科学者さんです。
じゃあ、この本は物理学の激ムズ本じゃんという思うかもしれませんが決してそうではありません。
ファインマンさんの少年時代からノーベル賞を取った後までの人生のエピソードをエッセイとして紹介しているだけです。
それに一つひとつの内容にオチや教訓、ユーモアがあってめちゃくちゃ読みやすかったです。
- おしっこは重力のおかげで自然に排尿できるわけではないことを証明するためにみんなの前で逆立ちでおしっこをした
- マンハッタン計画参加中に金庫破りのプロになった
- 飲み屋にいる、ねーちゃんに振り向いてもらうための方法を伝授してもらう話
などなど、すごい人生経験が豊かなエピソードがたくさん紹介されています。
何個か印象に残ったエピソードを紹介しても良いのですが、今回は全体を通して私が感じたファインマンさんに見習うべき能力について話していきたいと思います。
好奇心が新しい経験や知識を育む
本書を読んでいてファインマンさんは、
- 好奇心
- ひとつのことを突き詰める没頭力
- 多様性を歓迎する寛容さ
このような素養を兼ね備えているように感じました。
科学者として自分の専門分野を試行錯誤し突き詰めるだけではなく、
- とにかくいろんなジャンルの人との交流があった
- 画家やドラムなどいろんなこともおこなっていた
いろんなことにおいて教養があったり、挑戦したりと実に人生経験が豊富な人というイメージをもちました。
自分の仕事だけを突き詰めていくのも確かに成長につながります。
しかし、たまにはまったく違う人と交流したり、何か新しいことを始めてみると、
- 思わぬコラボレーションが生まれる
- 他分野の知識を自分野に応用できる
といったように相乗効果が生まれ、遠回りしている感じが実はすごい良い感じになったということも起こるかもしれません。
文章力なくてすみません…
まあ、はじめは好奇心や新しいことを受け入れる寛容さがなくても何かを始めてみたら変わるなんてこともありますからね。
そこはあまり気にせずいきましょう!
おわりに とっても読みやすいエッセイです!
いかがだったでしょうか。
今後はビジネス書だけでなくこのようなエッセイや小説も紹介していこうかと思うこの頃です。
さすがにネタバレはできませんから今回のようにさらっと話の概要やおもしろポイント、学んだことを紹介できればいいかなと思っております。
話を戻しますが、本書はいままでエッセルを読んだことのない人でも食わず嫌いを覆すような楽しめる内容となっております。
ぜひ一度そこまで気を張らずにリラックスして読んでいただければなと思います。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!