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うまいこと老いる生き方【要約・書評】

どうも、なおです。

私たちの多くが老後の心配をしていると思います。

  • 年金問題
  • 健康
  • 孤独死

老後のことを考えるとついつい上記のような不安がこみ上げてきますよね。

そこで今回は老後の不安と折り合いをつけてうまくいきていく方法を紹介します。

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本のあらすじ・ポイント

本書は90代の精神科医の中村恒子さんと50代の奥田弘美さんの対話形式で、心安らかに老後を過ごす方法について語られています。

中村さんは90代ということで第2次世界大戦の時代から現代までという怒涛の変化の時代を生きてきたので、

「生きることに必死だった時代」から現代特有の悩みについてアドバイスをしています。

  • 老いを受け入れて生きていくこと
  • 人間関係
  • 死との向き合い方

人生経験豊富な著者なので、これらのアドバイスには非常に説得力がありました。

そして本書を読んで私が重要だと感じたのは次の2点です。

  1. 何事も受け入れることが大切
  2. 孤独についての考え方

この2点について今回はもう少し深堀していきたいと思います。

何事も受け入れることが大切

本書では、「老いに抵抗することなく受け入れることが幸せになる方法」だと述べられています。

老化というのは生きていると絶対に起こることなので必死に抵抗しても苦しいだけだからです。

しかし私は老いだけでなくあらゆることにおいて抵抗するのではなく受け入れることが幸せになる方法だと思います。

なお
なお
つまり受容が大切というわけだね!

私たちは生きているとたくさんの苦しみを経験することになります。

  • 自分の思い通りにいかない苦しみ
  • 別れの苦しみ
  • 裏切られる苦しみ

苦しみの種類をあげだすとキリがないくらい出てきますが、抵抗するだけでは苦しみから逃れることはできないでしょう。

そこで苦しみを一度受け入れて、どのように苦しみと付き合って生きていくかを考えたほうが結果として痛みは小さくなると思うのです

なお
なお
現実から目をそむけてもその場しのぎにしかならないことと同様に苦しみも抵抗するだけではその場しのぎにしかならないのです。

なので、現実を受け入れてどう向き合っていくのかを考えることが大切なのと同じように、苦しみも、

どう受け入れて向き合っていくか

が大切です。

私自身もたくさんの苦しみを経験しているわけですが、やはり苦しみを消そうと考えるよりも今後どのようにしたらこの苦しみに対処できるだろうと考えたほうがうまくいきました。

なお
なお
ストレス発散と同じで苦しみを消すことも一時的には効果がありますが根本的な解決にはなりません。なので重度のストレスを抱えている人は息抜きも大切ですが根本的なストレス元に対処しなければ解決にならないので注意してくださいね。

老後という漠然な不安やいま抱えている悩みも「消そう、忘れよう」と考えるのではなく、苦しみと向き合うことから始めてみましょう。

苦しみは抵抗することで痛みが大きくなる

孤独な時間も受け入れる

本書では孤独について、

  • 人生を豊かにする時間
  • 人間関係が多いほど悩みが増える

と考えています。

私もこの意見には完全に賛成で、独りの時間を大切にしています。

なお
なお
友達が少ないという言い訳なのかもしれませんが…

SNSで多くの人とつながっている人も多いと思いますが、そこまで仲良くない人のタイムラインを見たり、いいねを押したりするのはすごくめんどうだと思います。

それにオフラインの付き合いでも無駄な誘いもめんどうですし時間とお金の無駄です。

なので無駄なつながりや付き合いを控えるとあなたも自分の時間が増え、本当にやりたいことに集中できるのではないでしょうか

もちろん大切な人との時間は大切で私も親友にはたくさんの時間をとっていっしょに過ごしています。

大切なのは無駄な関係を減らすことで、無駄な関係を減らすと無駄な悩みも減っていきます

なお
なお
若いうちはたくさんの人と出会い、それから自分と合う人だけに人間関係を絞っていくのもアリですね!

とくに老後はどうしても若いころに比べるとパワーが弱くなりますから無駄な悩みを抱えないことが大切ですね。

友達の適切な数を科学的に解説したこちらの本もおすすめです。

友達の数は何人?【要約・書評】ダンバー数とつながりの進化心理学友達の数は何人? ダンバー数とつながりの進化心理学 著者ロビン・ダンバーの書評・要約です。友達の数は何人が最適なのかを学問的に解説しています。SNSのフォロワー競争に疲れている人や友達の多い人を見て焦っている人におすすめの1冊です。 ...

独りの時間は人生を豊かにしてくれるので、無駄な人間関係は削っていこう!

まとめ 若者にも読んでほしい1冊です

いかがだったでしょうか。

本書はうまいこと老いる生き方ということで若い世代には関係がないことだと思うかもしれません。

実際に私もそう思っていました。

しかし漠然とした不安と折り合いをつける方法はどの世代にも大切なことですし、90代の著者の生き方には学ぶべきものがたくさんあります。

自分より経験豊かな人の話を聞くことで悩みが解決することもありますからぜひ本書が気になった人は一度読んでみてください。

対話形式なので簡単に読み進めることができますよ。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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