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超ファシリテーション力【要約・書評】平石直之

どうも、なおです。

みなさんは司会や進行役をしたことがありますか?

  • 会議の進行役になったのにまったく議論を前に進めれない
  • 議論がヒートアップしすぎて手におえなくなった
  • 雰囲気づくりにすごく苦労する

司会進行役をしたことがある人はこのような悩みを持ったことがあると思います。

そこで今回紹介するのは「超ファシリテーション力」という本です。

本書はABEMA Primeというニュース番組の進行役を務める平石直之さんというアナウンサーの方が書いています。

なお
なお
ABEMA Primeを見たことがある人にはわかると思いますが、さまざまニュースに対して専門家や論客を交えて議論していく番組です。

なかには一癖も二癖もある論客たちが熱い議論を繰り広げているのですが平石さんは見事に場をうまくコントロールさせ番組を成立させています。

そんな凄腕ファシリテーターが会議をおもしろく有意義なものに変えるメソッド紹介してくれます。

それではどうやったらつまらない、そして雰囲気の悪い会議やグループの活動を変えることができるのでしょうか。

さっそく見ていきましょう。

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本のあらすじ・ポイント

本書ではファシリテーションには次の3つの力が大切だと述べられています。

  1. 準備力
  2. 聞く力
  3. 場をつくる力

この3つの力を土台にして、ファシリテーターとしての心がまえや進行のコツ、実際にそのまま使えるフレーズ集などを紹介しています。

なお
なお
司会役には話す力も大切そうだけどそれは必要ないのかな?

もちろん話す力も大切です。

しかし、自分が何を話したいかよりもいかに周りの言葉を受け止め、参加者に寄り添っていくかのほうが重要なのです。

仲良くなりたい相手は話し上手よりも聞き上手というのと同じでファシリテーターも話し上手よりも聞き上手のほうがうまく場をつくることができます。

段取りなどをしっかりと想定し準備し、聞く力で円滑なコミュニケーションを促し、話がずれたときは軌道修正する。

そして場をつくる力でチームを活性化させ、成果を上げるというのが平石さん流のファシリテーションになります。

なお
なお
1対1のコミュニケーションや交渉術みたいな本はたくさんありますが、場の進行についての本は読んだことがなかったので非常に勉強になりました。

そしてここからなんですが、今回は先ほど述べた3つの力のうち準備力が個人的に一番印象に残ったのでそちらを深堀していきます。

何事も準備が勝敗を決める

みなさんはどれだけ会議に対して準備をしてきますか?

多くの司会進行役の人は事前に配布される資料を作成することで精一杯でしょう。

そして、参加者はその資料を読み、急に話を自分に振られても大丈夫なようにちょっと意見を考えるくらいだと思います。

今回は参加者のことはひとまず置いといて、司会進行役について考えていくのですが、それだと甘いのです。

もちろん資料を作成することも大切ですし、ときには必須の作業になります。

しかしそれだけだと議題の概要には詳しくなるのですが、良い雰囲気を作ることができません

  • 参加者の人数や会議時間や時間配分を考える
  • 誰が参加者でそれぞれどんなタイプの人なのかを把握する
  • あらかじめ議題の賛成意見や反対意見を考えておく

上記のようなことをしっかりと準備しておくと、

  • 会議の進行をスムーズに進めることができる
  • 話すことが苦手な人に優しく話を振るなど参加者全員の発言量をコントロールできる
  • 最初の意見が出なかったときにこちらから意見を提示することで次の発言を促しやすくできる

このようなことをはじめ、多くのメリットがあります。

今回のような会議だけでなく、何事も準備の段階で勝負が決まってしまうくらいの勢いで挑んだほうがいいかもしれませんね

なお
なお
相当な場数を踏んでいない限りはぶっつけ本番はやめておいたほうがいいでしょう。

さらに時間があればイメトレやリハーサル、発声練習もしておくとなおのこといいですね。

準備段階でできるだけ議題や参加者について多くの情報を集めておこう

討論番組の見方が変わる

本書を読んでからABEMA Prime(以下アベプラ)をはじめ、討論時の司会の発言に注目してしまうようになりました。

とくにアベプラでは著者の平石さんが実際に本書で使っているテクニックやフレーズを使っているのでちょっとしたアウトプットにもなります。

  • この場をどう収めていくのか
  • その質問や発言の意図は何だったのか

このようなことを考えながら視聴するのもなかなかおもしろいものです。

いままでとはちがう視点で物事を見れるようになるのでとても勉強になるでしょう。

なお
なお
ふつうは議論の意見についてしか注目しないものなので番組の見方が変わりました。

私は社会人としてはまだまだ新人ということもあり、会議の進行役を任させる機会は多くありません。

ですが、場の雰囲気づくりのサポートしたり、相手の話をしっかりと聞くことはできるのでそういうところから始めていきたいですね。

本書を読むことで司会者の発言や振舞にも興味を持てるようになる

まとめ 会議の参加者の能力を最大限に引き出そう!

いかがだったでしょうか。

本書では準備力、聞く力、場をつくる力が大切だということを学べます。

もちろんのことながら1回読んだだけでは完ぺきにこなすことはできないので、そのような場面の前に読み返し、実践しながら覚えておくといいでしょう。

そういうわけでも私も本書は手放さず、定期的に読み直そうと思います。

会議だけでなく、数人の遊びの集まりや1対1の会話でもファシリテーション力は役に立つのでぜひ詳しい内容が気になった方は読んでみてくださいね。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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