どうも、なおです。
感情とうまく付き合っていくことはとても大切です。
しかし、多くの人はときに負の感情から抜け出せなくなり、苦しむことがあるでしょう。
そんな状況を抜け出したいときにおすすめの本がこちらになります。
無(最高の状態)
著 鈴木祐
クロスメディア・パブリッシング
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本書は苦しみを感じてしまう原因や感情をうまくコントロールする方法を科学的な論文を用いて解説しており、次のような方におすすめです。
- 不安や孤独に悩まされている人
- 自分の負の感情は何が原因なのかはっきりさせたい方
- 痛みや苦しみとの向き合い方を知りたい方
私も本書を読むことで、不安や心配を受け入れてコントロールできるようになりました。
それでは、どのような内容なのか、さっそく見ていきましょう!
本の紹介・要約
本書の大切なポイントは次になります。
- 思考や感情はどこからともなく現れる
- 苦しみは自分のニーズが満たされていない状態
- 苦しみ=痛み×抵抗
本書では苦しみとは何なのか。どのように起こるのかを考察しています。
その後、自分の苦しみはどのようなものなのかを見極め、乗り越える方法や無になることでどのようなメリットがあるのかを解説しています。
私はちょうどうつ病を発症しており、不安や心配といった苦しみに悩まされているのですが、とても楽になりました。
大切なのは「苦しみの原因を取り除くのではなく、向き合い方を変える」ことです。
これはどういうことなのかこの後詳しく紹介します。
それでは先ほど紹介した大切なポイントをもう少し具体的に見ていきましょう。
苦しみからは逃げることができないので上手に向き合えるようになろう!
思考や感情はどこからともなく現れる
1つ目は思考や感情はどこからともなく現れることです。
これって考えてみるとそうですよね。
むしろ無心の時間をつくるほうが難しいくらいです。
なので、自分にとって良い感情も悪い感情も自然と浮かんでくるものだと思っておきましょう。
ネガティブな思考をしていまうことは普通のことなのです。
さらに、人間はネガティブな感情に敏感であるように進化してきたと言います。
良いことは別に忘れても良いですが、命にかかわることは忘れるわけにはいきませんからね。
なので、私たちは命までいかなくとも苦しみの感情にすごく敏感なのです。
基本的に人は苦しみに敏感で苦しむもの。
こう思うことだけで少し気が楽になるかもしれませんね。
私たちは苦しむことで進化してきた
苦しみは自分のニーズが満たされていない状態
2つ目は苦しみは自分のニーズが満たされていない状態を表わしているということです。
苦しみという言葉の中にもたくさんの意味があると思います。
別れが悲しいから苦しいのか。
恥ずかしくて苦しいのか。
苦しい理由はたくさんあります。
しかし、これらは別れたくないことや格好良く見られたい自分など自分のニーズ、つまり理想の状態でないから苦しむのです。
私も「仕事を完璧にこなさなければ」「ミスをしないようにしよう」と意気込むあまり、失敗すると立ち直れなくなってしまいます。
しかし、完璧にニーズを満たし続ける人生など無理でしょう。
これだと自分が苦しくなるだけなのです。
そこで、苦しみを避けるだけでなく、苦しみをうまくコントロールする必要があります。
- 苦しみは自分のニーズを満たせないときに起こる感情
- 苦しみを避けるのではなくコントロールする方法を身につけよう
苦しみ=痛み×抵抗
最後は苦しみ=痛み×抵抗です。
これは本当に素晴らしい式だと思います。
つまりどれだけ痛みを伴っていたとしても、その痛みに執着を持たなければ苦しみも小さくなるということです。
私も場合も仕事ができないときに、
「仕事ができない自分はダメなヤツだ」
このように思うと苦しくなってしまいますが、
「仕事なんて最初はできないのが当たり前だし、少しずつできるようになれば良いじゃないか」
「完璧にこなせなくても8割くらいできたら上等じゃないか」
このように思えるようになるだけで心が非常に楽になります。
ただ、そうは言っても常にこのような考え方ができるようになるのは難しいことだと思います。
そこで、本書は自分の苦しみを明確にする方法が解説され、自分に合った方法で苦しみを軽減することができます。
先ほども説明した通り、苦しみにも種類がたくさんあるので人それぞれなのです。
それに苦しみの根本を理解してもいくら抵抗がなくなれば苦しみが消えると言われても実践するのが難しいでしょう。
そこで、もし何かに悩んでいる人にはぜひ本書を読んでほしいです。
きっと気持ちが楽になるはずです。
- 苦しみ=痛み×抵抗
- 執着がなくなれば苦しみは小さくなる
まとめ 苦しみとうまく向き合おう!
いかがだったでしょうか。
本書のポイントをおさらいすると、
- 思考や感情はどこからともなく現れる
- 苦しみは自分のニーズが満たされていない状態
- 苦しみ=痛み×抵抗
ということになります。
人は苦しむことは当たり前なので、その認識を改めて上手に向き合っていこうということですね。
私たちはついつい、苦しみを排除してしまいがちですが大切なのはどのようにコントロールするか。
う~ん。とても新しい視点でした。
本書では説明だけでなく、苦しみに気づくワークや苦しみを軽減するワークもたくさんありますので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
ということで今回は以上になります。
それでは、また!
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セルフコンパッションも思考や苦しみから解放するためにおすすめです。
マインドフルネスはこちらの本も大変参考になります。
本書の茶者の鈴木祐さんの前著も本ブログでは複数紹介しています。
科学的な考え方でとても役に立つのでおすすめです。