お金の減らし方【要約・書評】森博嗣

どうも、なおです。

突然ですが、みなさんは本当に自分がほしいものだけにお金を使えていますか？

今回紹介する「お金の減らし方」という本では自分にとって価値のあるもののためだけにお金を使う方法を教えてくれます。

それではさっそく見ていきましょう。

本の要約・ポイント

本書のポイントは、お金は自分の欲しいものを得るために使うべきだということです。

そしてそれが自分の価値を見つける方法だと著者は考えています。

しかし、私を含め多くの人は自分の欲しいもの、自分の価値というものを見失っているのです。

このように私たちは周りの人たちの評価や評判を気にして生きています。

そこで本書では社会からのあなたの評価ではなく、自分自身であなたを評価することの大切さやその方法のヒントを教えてくれます。

そこで今回は次の点についてもう少し深堀していきたいと思います。

それでは1つずつ見ていきましょう。

モノの価値は値段ではなく自分の欲求の大きさで決める

あなたはこのような価値基準を持っていませんか？

しかし本当にそうでしょうか？

もちろんモノをひとつ作るにしても材料や人件費などがかかるので一定の金銭的値段はつけられてしてしまいます。

しかしその市場の価値と自分の価値は一致しないのです。

反対にオークションと同じように本当に欲しいものがあればすごい値段がついてしまうなんてこともあります。

なので基本的にはモノの価値は値段ではなく自分がどれだけそれを欲しいかで決まると考えたほうが無駄にお金を使わなくて済むのかもしれません。

価値の判断に他者を含めない

値段で価値を判断はしないほうが良いと先ほど説明したのですが、もう一つ注意点がありまして、価値の判断には他者を含めないほうが良いということです。

本書ではこのように他人のためにお金を使うのではなく、自分の可能性に使うべきだとしています。

私たち人間は社会的な生き物と言われているので他人の目を気にしてしまうのはある程度は仕方のないことです。

しかしだからと言って他人の目に永遠と縛られてしまう人生もいかがなものかと私は思ってしまいます。

なので一度、他者からの承認欲求を無視して自分にとって本当に欲しいものを考えてみると人生の視野が広がるのかもしれません。

できるだけ若いうちに自分の生き方をデザインする

他人のためばかりにお金を使っているといざ本当に心から自分の欲しいものと出会ったときに金銭的にも時間的にも大きな損をしてしまいます。

なので、できるだけ人生の早い段階から自分の欲しいものや歩みたい人生について考えてみることをおすすめします。

当然生きていくうちに自分の欲しいものが変わることもあるでしょう。

ですが、当時の自分が本当にほしいことにお金を使っていたのなら、価値観が変わったとしてもそこまで後悔しないはずです。

しかし、自分にとって欲しくのないものを買っていたと考えると後悔してしまうんじゃないでしょうか。

それに本当の自分の気持ちに従った行動や買い物で失敗したとしても自分で選んだことだからとそこまで後悔せずに納得ができそうです。

ぜひあなたもこの機会に一度自分にとって本当に欲しいことや実現したいことを考えてみてはいかがでしょうか。

おおまかな人生の方向性を考えることによって、有意義な時間を増やしたり、お金の無駄遣いが減るかもしれません。

まとめ　正しいお金の減らし方を学ぼう！

いかがだったでしょうか。

お金の使い方に文句を言わないでくれという気持ちは私もよくわかります。

しかし、本当に自分にとって欲しいものだけを買うことによって人生の質が高まることも事実です。

なのでぜひ今後、買い物をする際には「これは自分にとって本当に欲しいものなのか」と自問してみてください。

もしかしたらこんな小さなきっかけで人生が大きく変わるかもしれませんよ。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！