パックン式 お金の育て方【要約・書評】

どうも、なおです。

みなさんは資産形成を始めていますか？

近年、不景気が続いており、将来のためにお金を貯めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

私も20代前半ですが老後への漠然とした金銭的な不安を抱えています。

そんなことよりも若造はまず、明日の心配をしろという話ですが…

そこで今回は知識がゼロでも今日から始められるほどわかりやすい一冊を紹介します。

本のタイトルは「パックン式 お金の育て方」という本でパックンマックンというお笑いコンビを組まれているパックンさんの本になります。

最近はアベマプライムなどコメンテーターとして見かけることが多く、ハーバード大学出身の超エリートです。

そして投資歴も25年以上とかなりベテラン。

そんな著者が誰でもできるお金の育て方を解説しているので本書は必見です。

それではどのような内容なのか、さっそく見ていきましょう。

本のあらすじ・ポイント

本書のポイントは資産形成として節約と投資の説明に力を入れているところです。

もちろん、職場でしっかり働いてしっかり稼ぐことも大切です。

ただお金そのものを知り、お金を増やす方法を知らなければお金を持っていたとしても湯水のごとく使い果たしてしまいます。

そこで本書はつぎのような構成になっています。

書き方や説明もわかりやすかったりユーモアがあったりと非常におもしろかったです。

本書を読めば、節約と投資への第一歩は難なく始められると思います。

それではつぎに本書を読んで私が感じたことを紹介します。

資産形成初心者におすすめ

本書はレベルとしては易し目で資産形成の入門書といった立ち位置のように感じました。

非常にわかりやすく、実践もしやすいのでこれから資産形成を始める方には超おすすめです。

しかし、資産形成上級者にとっては少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。

本書の伝えたいことのおおもとは他のマネー本と同じで、

このようにハイリスクハイリターンで一発逆転を狙わずに少しずつ生活を豊かにしていく長期の資産形成術を進めています。

ただ、大枠は一般的なマネー本と似ていても著者の価値観によって生み出された節約術や投資の考え方などがいくつもあります。

なので、「そういう考え方もあるんだ」と視野が広がるようなポイントも多いのでマネー本をほかにも読んだことのある人でも勉強になると思います。

たしかに最近は長期投資をおこなってきた人の本が続々と出版されている傾向にありますね。

投資がブーム化しているという側面もありますが、一昔前から長期投資を始めた人たちが続々と良い結果を出し始めているということなのでしょうか？

そう考えると長期投資のゴールはかなり先のため、モチベーションは上がりにくいものですが、期待が膨らみますね。

老後計算機を使ってモノを買おう

最後に本書を読んで実践しようと思った節約術をひとつ紹介します。

それは買い物をするときに老後計算機を使ってみようというものです。

老後計算機とは、もし仮にこの1000円の商品を買わずに投資に回せば、将来いくらお金を増やすことができるかを計算することです。

例えば投資のリターンが年率７%と仮定します。

その場合、約10年でさきほどの1000円は2倍の2000円になって返ってきます。

なのでモノを買うときはいま1000円を払って10年後の2000円、20年後の4000円を捨てることになるけどその価値に見合う買いものだろうか…

このようなことを数秒考えるだけで無駄な買い物は減ると思います。

たしかに過度に老後計算機を使いすぎるとお金を使えなくなってしまうという危険性もあります。

なので、必要な出費や大切な人と過ごすための出費についてはやらないほうがいいかもしれません。

衝動買いや買う予定のないものを買うか迷ったときに一息つかせるために使うと無駄遣いが減るのかもしれませんね。

まとめ　自由な生活のためには資産形成は必須です

いかがだったでしょうか。

本書は読めば、節約と長期の投資術を身につけることができます。

日本は他の国に比べ賃金も上がっていませんし、景気もそこまでよくありません。

なので、自由な生活を手に入れるためには早期の資産形成が大切になってきます。

もしいま資産形成を始めようか迷っているならぜひ本書を手に取ってみてください。

あなたの価値観が一変するかもしれませんよ。

ということで今回は以上になります。

それでは、また！