どうも、なおです。
あなたの身近にこういう人いませんか?
- 捨てたら?と思うほどいろんなものをもっている
- やたらブランド品にこだわっている
- いらないものを捨てられない
もしかしたらあなた自身がこのいずれかに当てはまっているかもしれませんね。
しかし、なかにはミニマリストといわれている人もいるわけで。
では、なぜ私たちは物に執着してしますのでしょうか?
今回はそんな謎や原因にせまった「人はなぜ物を欲しがるのか」という本を紹介します。
ということでさっそく見ていきましょう。
人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念
著 ブルース・フッド
訳 小浜杏
白揚社
本のあらすじ・ポイント
なぜ人は物を集めたり、手放すことに抵抗を感じるのかということですが、本書ではいろんな観点から説明しています。
- 生物学
- 心理学
- 行動経済学
「え、難しそう…」と思うかもしれませんがそんなことはありません。
- 経済的に豊かな人のほうが恋愛や日常生活でも他者より有利になる
- モノを買う前や買うときのスリルや新鮮さがたまらない
- 人はモノを手放すときに痛みを感じるのでなかなか捨てられない
もっと詳しくちゃんとした説明が知りたい方は本書を読んでいただいて、ざっくり簡単に言うとこんな感じですね。
本当はブランド品を身につけると自信がつくなどほかにもいろんな説明がされていますが今回はカットさせていただきます。
とはいえ、問題なのは良いものを買ったとしてもそれだけでは満足しないということです。
たとえ良いものを買ったとしても「もっと、もっと」を求め続けてしまうんですね。
そうなると一生現状に満足することなく、人生終了となってしまいます。
新しいものを追い求めるのではなく、いまあるものにどうやって目を向けるか、
本書ではなぜ物を欲しがるのかと知ったうえでその先の課題まで踏み込んでいるというそんな内容になっています。
なかなかに奥が深いです。
モノにあふれている時代だからこそいっそうこのような議論が必要になってくるのかもしれんせんね。
物を追い求めてても幸せにはならない
最近はモノ消費よりもコト消費に需要があると観光業の人たちはよく言われています。
つまりモノよりも経験にお金を使いたがっている人が増えているということです。
実はこれって幸せにおいてはとてもいいことで、物は買ったらそれで終了なのですが、思い出や体験は頭の中に残り続けます。
本書でも引用されていた研究結果でも、
物質主義の追求と個人主義の幸せには負の相関があるという結果が出ておりました。
これはすなわち、物を追い求めても幸せになれませんよということです。
ただ、そういう事実をしていたとしても、物を欲しがってしまうのが人間の性なんですね。
スマホやSNSの見過ぎは言われ続けていても見まくっちゃいますもんね。
こういう客観的な事実と主観的な行動をうまく調整させるのが今後の私たちの課題なのかな~と本書を読みながら思ってしまいました。
まずは事実を知ることが第一で大切なことなのですが、それだけではほとんどの人は変われないんですよね。
う~ん、本当の幸せよりも目先の幸せになりそうなことに突っ込んでしまう、
これを何とかする方法はないですかね?
物への消費では幸福度は上がりにくい
まずは人と比較するクセをなくそう!
人は物を欲しがる理由としていろんな事情があるということがわかりました。
しかし、他人に優位に立とうとしてブランド品を買い漁るのはやめたいところですね。
ブランド品をつけることによってしか、自信を持てなくなりそうですし、何と言っても上には上がいます。
なので、先ほども言ったとおり、これでは幸せになることはできません。
もっともっとを追い求めて人生が終了する典型例になってしまいます。
そうならないためにも自分自身の価値観と向き合い、何が幸せなのかを考えることが大切ですね。
- ブランド品を買い集めることが幸せなのか
- 家族や大切な友人との時間が幸せなのか
- 趣味に没頭することが幸せなのか
自分が納得したうえでなら文句は言いませんが、周りに翻弄されているだけならきっとあとで後悔することになります。
とっても情報や動きが早い世の中ですが、一度立ち止まって自分と向き合う時間をつくることも大切です。
自分の価値観にあった買い物をしよう!
まとめ 所有は私たちを支配する
いかがだったでしょうか。
物を欲しがる理由はたくさんあることがわかりました。
物を追い求め続けると物を自分のものにするつもりが逆に支配されてしまうことになるかもしれません。
いかに自分や物と向き合って考えられるかが大切になってきそうです。
なんとなくで買い物をしちゃっている人は要注意ですよ!
ということで今回は以上になります。
それでは、また!