どうも、なおです。
FIREという言葉を最近聞いてどのようなものか疑問に思った人やFIREという新しい生活スタイルに憧れて自分もFIREを達成したいと思う方はとても多いと思います。
ちなみにFIREとはFinacial Independence, Retire Earlyの略で早期の経済的自立、すなわち早期リタイアと言われています。
そして、そんな人のために今回紹介する本はこちらです。
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
著 クリスティー・シェン、ブライス・リャン
訳 岩本正明
ダイヤモンド社
月額980円で200万冊以上が読み放題のkindle unlimitedというサービスを使うとコスパよく読書ができます。
初月無料でいつでも解約可能ですのでぜひ試してみてください。
kindle unlimitedはこちら
文章が苦手な人は初月無料の聴き放題サービスのAudibleがおすすめです。
Audibleはこちら
- FIREの基礎知識を学ぶことができる
- 収入が低くてもFIREできる
- 貯蓄率の大切さがわかる
本書はFIREという概念をいち早く知り、達成できたFIREの先駆者と呼ばれる人がFIREを達成する具体的な道のりを実体験をもとに紹介しています。
まさにFIREの教科書と呼べる1冊です。
それではさっそく内容を見ていきましょう!
本の紹介・要約
本書のポイントは、早期リタイアを達成した著者がどのような道のりでFIREしたのか、FIREをするにはどのような方法があるのかを解説しているところです。
仕事選びから、生活様式、FIREのあり方についてこの1冊で十分に学ぶことができます。
早期リタイア私もこの本を読んで勉強になったことが非常に多かったのですが、もしFIREを目指していなくてもこの本は読む価値があります。
なぜなら、著者はまずはお金を追いかけて、その後好きなことをしましょうと述べているからです。
もちろん好きなことで稼げるようになるのが一番の理想ですが、現実はそこまで甘くありません。
なので、まずは経済的自由を達成してから夢を追いかけるほうが良いと著者は考えているのです。
たしかにそうかもしれません。しかし、完全に同意できなくてもこのような考え方もあることは理解しておいても良いと思います。
なので、FIREに興味がない人も一度目を通してみてほしい1冊になります。
それでは次に本書をもう少し具体的に紹介していくのですが、今回は紹介したいところがたくさんありました。
なので特に大事だと思ったことをいくつかピックアップして紹介します。
- FIREまでの道のりを学ぶことができる
- 具体的なメソッドを理解することができる
収入よりも貯蓄率
1つ目はFIREを達成するために必要なこととして収入よりも貯蓄率が大切だということです。
こう思う方も多いかもしれません。
しかし、本当に大切なのはいくら稼ぐかではなく収入のうち、いくらで生活しているかなのです。
例えば年収1億円の人でも毎年1億円使っていれば一生リタイアすることができません。
しかし、年収500万円でも毎年200万円で生活していたら毎年1.5年分の生活費を貯蓄に回せます。
これを積み重ねていけばいつかはリタイアできるというわけですね。
そしていつになったら具体的にリタイアできるかと言うと一般的には生活費の25年分貯めたらリタイアできると言われています。
それは貯蓄を株式投資に回した場合、税引き後の平均リターンが約4%だと言われているからです。
なので、25年分あると毎年4%増えるので、毎年1年分のリターンがもらえることになります。
そしてこの4%で生活すれば実質資産が減ることはないと言われているのです。
そこで、25年分の生活費は人によって違いますから収入よりも貯蓄率の方が大切なのです。
生活費が少なければ少ないほど有利ですからね。
大切なのは収入よりも貯蓄率
貯蓄率から見る経済的自由までの期間
上の図を見てください。こちらはダイヤモンドオンラインさんでも紹介されているのですが、貯蓄率によってどれだけリタイアに時間がかかるのかが示されています。
本書でも解説されているのですが私はこの図が本書の最重要ポイントだと思っております。
この図を見ると投資リターンが4%の場合、貯蓄率が50%だと約18年、60%だと約13年でリタイアできます。
たった10%の支出を貯蓄に回すことで5年も早くリタイアに近づけるのなら節約や稼ぐことへのモチベーションも上がりますね。
この表を見るとどれだけ貯蓄を増やせばどれだけ早くリタイアできるのか、そもそもリタイアまであと何年かかるのか計算できるのでかなり便利ですね。
まずは自分の貯蓄率を把握してあと何年で経済的自由を達成できるか計算しよう!
FIREのあり方
先ほどの表を見てこう感じた方もいるかもしれません。
しかし、安心してください。FIREにはいろんな形があります。
例えばサイドFIREです。
もし仮に生活費の半分だけを稼いだら、先ほどの図の半分の期間でリタイアすることも可能です。
それだと意味がないと感じる方もいるかもしれませんが、私はフルタイム勤務卒業でもかなり意味があると思っています。
本当に働きたくないなら完全なFIREを目指す必要があると思います。
ただ、いまの仕事をやめたいとか、好きなことを仕事にしたいという方にとってはこちらのサイドFIREでもアリだと私は思います。
たぶん仕事自体を完全にやめたいと思っている人はそこまで多くはないと思います。
だいたいの人がいまの仕事をやめたいと思っているだけでしょう。
そういう私もFIREではなく、サイドFIREを狙っていたりします。
また、本書では地理的アービトラージ型のFIREというものを紹介しています。
これは物価の高い国でお金を稼いで物価の低い国で暮らすというものです。
すごくおもしろい考え方だったのでこちらも気になった方はぜひ本書を読んでみてください。
- FIREにはたくさんの形がある
- 自分にあった方法で経済的自由を達成しよう!
私の目標
最後に私の今現在の目標を紹介しようと思います。
先ほども述べた通り、私はサイドFIREを狙っています。
そこで、生活の満足度が下がらない範囲でできるだけ貯蓄率を上げようとしています。
今現在の貯蓄は約65%弱なのですが、これが限界のように感じます。
ちょっとした節約術も本ブログでは紹介しています。
先ほどの表からすると約12年ちょっとかかります。
いま22歳なので、生活レベルを上げなければ、35歳でFIRE達成です。
サイドFIREなら30歳前後というところでしょうか。
これは会社のいまの手取りのみで計算しているので、ボーナスと昇給に期待ですね。(社会人1年目なので住民税も考慮済み)
あとはブログといった副収入でお小遣い程度に稼げるようになれば良いなと思います。
ただ、やはりある程度のゴールが見えているというのはわかりやすくて良いですね。あと10年以上ありますけど…
まだまだ先は長いですがお互い頑張りましょう!
まとめ 経済的自由を勝ち取ろう!
いかがだったでしょうか。
・FIREにはたくさんのやり方がある
・貯蓄率が最も大切
・自分に合ったやり方でFIREを達成しよう!
経済的自由は誰にとっても価値があることだと思います。
本書を読むことでFIREの具体的な道のりやマインド、FIRE後の資産管理について幅広く学ぶことができます。
人生100年時代と言われていますから経済的自由は大きなアドバンテージになると思います。
なので、この機会に資産形成について考えてみるのはいかがだったでしょうか。
今回は以上になります。
それでは、また!
関連記事
本ブログでは他にもFIREに関する本をいくつか紹介しています。