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事実はなぜ人の意見を変えられないのか【要約・書評】

どうも、なおです。

日常生活や職場の対人関係において、「正論を言っているのにぜんぜん相手はわかってくれない」という経験はありませんか?

今回紹介する本では、事実を伝えるだけでは相手の意見を変えることができない理由とその対策法を教えてくれます。

なので次のような人におすすめです。

  • 事実がすべて正しい
  • 相手を説得することが難しくて悩んでいる
  • 人を動かす方法を知りたい
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本の要約・ポイント

本書のポイントは事実を伝えるだけでは相手を正しい方向に導くのは難しいということです。

なぜなら人間には感情があり、その感情によって事実を受け入れず、それ以外の意見に賛同してしまうことがあるからです。

  • 自分の信念
  • そのときの心の状態
  • 報酬

このような要素をはじめとして私たちは事実を受け入れることが難しいのです。

なお
なお
自分の信念を曲げるのはプライドがありますし、焦っていると冷静な判断ができません。それに報酬があると事実ではない意見にも簡単に賛同するでしょう。

そこで具体的に相手を説得する方法を本書では解説しています。

人間は感情を持つので事実だけでは説得できないことが多い

いままでとはまったく違う説得のアプローチ

本書ではいままで私たちが人生でやってきた説得の方法とはまったく違った方法を解説しています。

私たちは相手を説得するときに、

  • 事実をはっきりと述べる
  • 根拠となるデータを集める

このような方法を使っていることが多いと思います。

なお
なお
たしかに事実やデータには一定の説得力はありそうですよね。

しかし事実やデータにもとづいて仕事をしたり、実験をおこなっている研究者には事実は説得においてとても効果的ですが、一般の人にはそれほど効果がないのです。

そこで私たち人間には次のような感情が自分の意見に大きく関わってくると本書では説明されています。

  • 意欲
  • 欲望
  • 恐怖
  • 希望

それでは感情も考慮に入れて相手を説得するにはどうすれば良いのでしょうか?

人は事実よりも感情から大きな影響を受けてしまう

相手を否定するのではなく共通のゴールを目指す

相手を説得する方法の一つとして、お互いの共通のゴールにもとづいて説得するというものがあります。

これは相手の意見を否定して事実を突きつけるのではなく、

お互いの目的を意識される

ということが大切になってきます。

たとえば仕事で自分と相手の意見が対立していたとします。

このときに普段なら自分の正しい証拠やデータを提示して相手を論破しようとします。

しかし、相手は負けを認めたことになったりするので自分の信念やプライドを守ろうとして余計に反発してきます。

なので事実を突きつけて相手の非を認めさせるより、

お互いが売上を上げたいと思っている

この共通のゴールを意識させたうえで相手を否定せずに、提案したほうが相手は傷つくことなく自分の意見に賛同してもらえやすくなるのです

なお
なお
敵対すると相手は自分の言うことを事実であっても否定してくるのでまずは仲間意識を感じさせたほうが良いかもしれませんね。

共通のゴールを意識し、それに根差した説得をしよう!

感情に身を任せずに事実と向き合うことは大切

本書ではなぜ事実だけでは相手を説得することができないかを解説しているのですが、だからといって事実をないがしろにするのはよくありません。

人は事実よりも自分の信念や心の状態によって賛同する考え方を変えます。

しかし一番大切なのは事実と向き合うことです。

相手を説得するときは、事実を伝える以外のアプローチも大切ですが、

自分自身は事実でものごとを判断しよう!

このようなマインドを持った方が良いのではないかと私は思いました。

事実は説得では役に立たないかもしれません。

しかし事実にもとづいたアプローチは成功にもっとも近いと思います。

なお
なお
全員が事実やデータにもとづいて判断できるならもっと世の中は楽なのかもしれません。

人の感情も大切ですがそれと同等くらいに事実も大切であることは覚えておいたほうがいいでしょう。

人は感情で動きやすいからといって事実をうやむやにしてはいけない

まとめ いままでなぜ説得がうまくいかなかったのかわかります

いかがだったでしょうか。

本書を読むことでなぜ事実は相手の意見を変えることができないのか、そして相手を説得するには感情に寄り添うことが大切だとわかります。

多くの人は事実やデータを使って相手を説得しようとしますが、それだと相手は不振を抱いてしまい、賛同してくれないのです。

なのでいままでの説得の概念を覆す一冊なのでたいへんおすすめです。

もし本書に興味があればこの機会にぜひ読んでみてください。

ということで今回は以上になります。

それでは、また!

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